昨年末、卒業生のN氏がやってきて

現役究永舎生が帰路についたあと、

お店で飲みながらいろいろ語っている中で、

やはり灘、東大と進学して一番良かったのは

そこで出会った人間であるということを

述べられておりました。

 

進学先、就職先というのは自分の水準になります。

 

“そこへ行く”ということは

“そこの水準の人間になる”ということです。

 

人間は普通は自分を否定できない生き物です。

 

ですから成長しようと思えば、

これまでの水準とは異なる水準の場所に

移動するというのがその方法の一つです。

 

 

私の好きな言葉で、

 

あなたをここへ連れてきたものが

あなたをあそこへ連れていくことはない

 

というのがあるのですが、

これはまさにそういうことだと思うんです。

 

成長するためには

頑張る!気合い!といったものほど

アテにならないものはなくて、

やはり孟母三遷的な感じで、

環境を選んでいく、それにより、

水準が変わっていくということが

重要だと思います。

 

私は文系の最高レベルにある子には

必ず東大を推すのですが、

それはそのためです。

 

唯一私から生徒さんに推す学校です。

(本人が京大!って言ったらそれ以上は言いません)

 

また、大量宿題、

強制自習(それ自習じゃないけど)の塾に通っていた頃より、

そのいずれもがない究永舎に通ってからの方が

むしろ自分で自習しにくる人が多いのは

周りの生徒さんがそうだからというのが

一番大きな要因だと思います。

 

人生が変わるというのは

水準が変わるということだと

個人的には思います。

 

受験はその“水準”を変える一つのきっかけです。

 

そう、進学先は若者を変えるのです。