高3生の授業はあったものの、
教室は12日〜19日まで
“お盆休み”ということで、
私はひたすら高校野球を
楽しむ日々です。
正直、自分が高校球児の頃は
ここまで高校野球にハマっては
いませんでした。
なんで今になって
ハマっているのかは
自分でも不思議です。笑
ただ私は高校野球に限らず、
実質的、本質的なものが
好きだということは
自分でも分かっており、
それは何事においても
自身の“好き”はみなそこが
ポイントになっているのは
これまでの人生を振り返ってみても
間違いないかなと思います。
珍しく塾講師らしい
話になるのですが、
実質的・本質的というのは
高校生ならお馴染みの英単語で
substanceと言います。
subは“下”という意味です。
“控え”を意味するサブメンバーのサブとか、
“潜水艦(海の下に潜る船)”のサブマリンのサブとかですね。
で、
スタンスは「この問題における私のスタンスは・・・」
などのスタンスで、“立ち位置”、つまり
「そこに存在している」という意味です。
ですからsubstanceとは
“下に存在しているもの”というのが
その原義となります。
例えばテレビのドラマで
徳川家定・半沢直樹・古美門研介
という3つのキャラクターが存在しており、
この3つのキャラクターの下には
全て堺雅人さんという俳優さんが存在する。
すなわち徳川家定・半沢直樹・古美門研介という
キャラクターの地中下に眠るもの、
すなわちsubstance(実質・本質)は
堺雅人さんであるというニュアンスです。
私は人間のこのsubstanceに
興味があって、面白いと
感じるわけなんですね。
私の身近なところで言えば
生徒さんなんかはまさにそうで、
中高生からすれば私は20も年の離れた
オッサンなので、子供たちは
ふだん自分が親や友だちに
接しているのとは
また違った雰囲気で
どうしても接することに
なるわけですね。
そこで私としては生徒さんの
伸びしろを測るために
substanceに目を向けないと
いけないですし、そこを間違うと
その生徒さんへの接し方そのものを
間違ってしまい、どこかで“ひずみ”が
生じてしまいます。
とは言うものの、このいわゆる
substanceは“ウォーリーを探せ程度”には
難しいです。
何と言ってもそこは“sub”ですから。
最初から分かりやすい子もいれば、
最後の最後まで分かりにくい子、
分かっているつもりが、
実は違った..、みたいな子、
(個人的に悲劇になるパターン)
分かりやすくはないけれど、
2、3年かかって分かって、
その後大人になってからも
付き合いが続くような子など、
実に様々です。
高校野球の場合は
いざ試合がはじまると、
日頃その選手がどんな人間であれ、
試合中はsubstanceがむき出しに
なっていると思うんですね。
ていうかそこを誤魔化したり、
コソコソさせながら
試合をすることなんてできません。
全てがむき出しになる。
ピッチャーなんかは
特に分かりやすいですよね。
まぁそんなむき出しの
substance vs substanceが
私は好きなんだろうと・・・、
まぁ、そういうことです。
ノンフィクションと
フィクションだったら
ノンフィクション。
ホンネと
タテマエだったら
ホンネ。
正面写真と
横向き写真だったら
正面写真。
一重とアイプチなら一重。
ハゲとカツラならハゲ。
個人的には絶対こっちの方が好きです。
substanceでないものは
そもそもシンドイですからね。
今日のブログをもし高校生が読んだら
さすがにsubstanceの意味は覚えたでしょう。笑