社会人になったら・・・
いい眺め、心地よい風につつまれ、
コーヒー片手に
好きな音楽を聴きながら
そのとき読みたい本を
のんびり読んだり、
その週の授業や生徒たちのことを
考えながらのんびり静かに過ごす・・・、
自分の開いた教室で。
22の頃の日記にそんなことを
書いた青年のあまりに地味で地味で
仕方ない非常にささやかな希望は
これまた地味に叶うこととなりました。
10年前の今頃と言えば、会社を辞め、
お金もなく、教室を開くテナントも
思ってるような場所で
思ってるようなものが見つからず、
「ああ、授業したいな〜・・・」
「ていうか俺、マジでどうなるんやろ〜・・・」
と毎日思いながら、
とかくお金がないので
昼間はプリッツのサラダ味を
数本ずつ食べながら、
晩は2日に1回80円の
レトルトカレーで飢えを
凌いでおりました。
自分で教室を開くからには
灘、北野などのトップ校に
合格する子が出て欲しいし、
もし高校生クラスも開くことが
できたらやっぱり東大生も
誕生するような教室にしたい・・・
まだまだ人数は少ないですけど、
これも生徒たちが叶えてくれました。
今後、さらに後輩たちが
続いてくれると思います。
そんなわけでプリッツのサラダ味を
食べると今でも当時のことを
思い出したりします。笑
ホンマにいろいろありますけど、
本当に塾を今の場所で
開かせて頂いて良かったです。感涙
「会社は学校じゃねぇんだよ」という
ドラマのタイトルを耳にしました。
確かにそうですよね。
学校は“自分が正しいと思うこと”ではなく
“学校(国)が正しいと思うこと”を
実践することが重んじられます。
しかし
会社は“会社が正しいと思うこと”を
疑うことなくみんなが実践するような
会社は潰れちゃうと思うんですね。
個人的な意見では、
仕事というのは
“自分が正しいと思うこと”を実践し、
それが評価されるところに
面白みがありますし、
“自分が正しいと思うこと”を
実践したものの、それでは
結果が出せなかったりして、
反省し、修正することで
自己の成長が感じられるものです。
一番もったいないのは、
“自分が正しいと思うこと”をしない、
すなわち“自分が正しいとは思えないこと”を
何年も一生懸命やってるうちに、
自分が何を正しいと思うかすら
よく自分でも分からず、
なんとなく面白くない人生を
歩んでるな〜、って自分で
自覚してしまうこと
なんじゃないかと思います。
昨日、先輩と駅前で飲んだ帰り道で、
これまた友人と飲んで帰路につく
教え子の男の子にバッタリと会い、
先生、仕事っておもろいですか?
って聞かれたので、
「フツーにおもろいで!」
「自分が正しいと思うことをやるのは
評価されたらめちゃくちゃ嬉しいし、
評価されなくてもマイナスにはならへん!」
みたいなことを酔った勢いに
任せて喋ってました。
「先生、ホンマ、それっすね〜」
ってその子は真っ赤な顔で
フラフラしながら
頷いてくれていたので
たぶん、今頃何も頭に
残ってないと思います。笑
ちなみにそのとき時刻は
午前2時を回っていました・・・