大人も子供もそうなのですが、
とかく努力の水準が低い人を
傷つけることなく、
極力凹ませることなく、
絶望させることなく、
気を使いながら結果が出るように
導くのはなかなか難しいです、ハイ。
成績が取れない子というのは、
やれ「勉強のやり方が分からない」だの、
学校の先生がどうだの、
他の塾に通う子はどうだの、
今日は雨だの、
お腹が痛い、頭が痛い、
お尻がかゆいだのと
まるでダメ塾講師の権化のような
発言が多いと予想されるんですね・・・
まずこの言い分をお家の方が
まともに取り合われる場合というのは
正直、救いはなくて、究永舎に通われる方で
そういうお家は99%お辞めになられます。
逆に今日の記事をお読みになられて
まともなこと言ってるな、
というお家のお子さんは
究永舎みたいな環境が・・・
それこそ“合ってる”んじゃないかと思います。
「勉強のやり方が分からない」信者の子には
まず以下の写真をご覧頂きたいです。
以下閲覧注意・・・
卒業生で北野から
現役で京大に受かった子の
中学時代の保健体育のノートです。
授業を聴きながらプリントの
暗記事項を緑ペンで塗りつつ、
穴埋め事項はオレンジペンで
単語を埋めています。
オレンジで埋める理由は、
テスト前に暗記していく際、
赤下敷きで隠せば、即、穴埋め問題が
完成するからなのであります。
ノートの著者に
「なんで授業中にこうするのか?」
と尋ねましたら・・・
「どうせしますから。」
というのが彼のお答えでした。
( しょうもうない質問で大変失礼致しました... )
またこちらは茨木から
現役で神大に受かった子の
中学時代の歴史の教科書です。
この子は究永舎史上
最も内申点が高かった子です。
暗記事項を緑で塗りつぶすのはもちろん、
大隈重信の写真の左上には先生の言葉を
メモした書き込みもあります。
また、写真の下の一口メモ的な
箇所もガンガン緑で塗りつぶしてます。
そして彼女は、暗記事項は
裏紙に書きながら覚えていくタイプの
生徒さんで、テスト勉強の際に
使用した裏紙の量が↓です。
改装前の教室↑も懐かしい・・・
もちろんこれは1日分です。
私が先述のような
成績が悪いことに対して、
ごにゃごにゃしょうもないことを
言う子に言いたいのは
“じゃあ学校の授業中に教科書や
ノートを先輩みたいにやってごらん”
ってことなんですね。
まぁ、今の段階では
そういう子は確実に
「うぅ・・・」
ってなると思います。
厳しく言えば
ナメてるんですね。
仕事で結果が出ない人に
“じゃあ、人より早く出社して
誰よりも準備をすればいいじゃん!”
って言っても通じないのと
ホント似てます。
そういう人たち1人1人に
どうしてあげるのが一番いいのか?
っていうのを四六時中考えるのが
私の仕事です。
少なくとも本人の不十分な努力、
“しなびた”根性により生じた
欠落箇所を大人の“がんばり”で穴埋め、
あるいは下駄を履かせようとする
親や先生というのは結局はそれは
“自分の心の平安のため”
なんだと思う・・・・
のはやはり私の徳の至らなさかなと。
親だから失敗させたくないというのも1つ。
親だから失敗させられるというのもまた1つ。
3つ子の魂百まで
子供の頃にどういう哲学を
持った大人に囲まれるかは、
下手したらその子の一生を
左右するのかもしれません。
すみません、気ままな独身男が
好き勝手なこと言って・・・