いきなりですが
あきらめる!
っていうのは受験にとって
時に重要だったりします。
“あきらめる”ことへの視点を書かれた
記事があったのですが、これは受験にも
非常にあてはまるなと思いました( ̄▽ ̄)
生徒たちにも散々言っておりますが、
高校受験と大学受験ではその次元は
高校野球とプロ野球くらい違います。
“教科内容1つ1つが難しい!”という
イメージが先行しがちかと思いますが、
それ以上に
暗記量が
ヤヴァイ!(´Д`;)
・・・です。汗
故に中学時代、定期テスト前の
数日〜1週間で高得点が
取れていた猛者たちでも
実際に大学受験の山を登れば登るほど
その険しい道にとまどい、
生まれて初めて自身が
得意なジャンルにおいて
これ、ひょっとして全然通じないんじゃネ?????
(((( ;°Д°))))
という恐怖を味わう方が多いです。
得意と思っていたジャンルで
その有能感が通じないことほど
絶望感に襲われることはありません。
そんなときに大切になってくるのが
あきらめるなのでございます。
これは何も志望校をあきらめよう!というのではありません。
(もちろんそれもアリですが)
時間&スピードという
有限資源の範囲で、
受験生は英数国理社と
各教科の各分野の
各知識と解答スキルを
身につけなければなりませんが、
もちろん全部を完璧に
なんて無理ですし、
例えば今だったら10月中に
できる範囲にも限界はあります。
そこであきらめるです。
まぁ、早い話が取捨選択を
思い切ってするということです。
例えるならば、アセって難しい球に
手を出さないということです。
野球例え分かんねぇYO!
という方のために別の例えで言えば、
寝坊してしまって、
ダッシュで登校or出社の
準備をするときって
テレビの時計を見ながら
(光の速さで分が進むw)
普段はきっちりやる複数のことのうち
いくつかを適当にこなしたり、
思い切って何か1つを
はしょったりしませんか?
私も髪の毛のセットを教室でしたり、
ひげ剃りを教室でひそかに
実施したことは数知れずあります。
(アゴが血まみれで面談している
ときなどはそういうことです 笑)
見方を変えればそういうときって、
絶対に外せないものにパワーを割いて
致命傷を負うことを100%避けようと
していると思うのですね。
受験もそうで、まずはそもそもの
自身のこれまでの学習姿勢を受け入れ、
その上でギリでもビリでもいいから
何とか志望校に滑り込めるよう
あきらめという名の取捨選択を行い、
そしてやはり最後まであきらめずに
突っ走るべきなんですね。
(ちなみに寝坊した人も
最後は突っ走りますw)
もちろん塾講師はその取捨選択を
お手伝いする役割も担います。
よく東大に受かった灘の子なんかが
合格体験記で「結局国語は直前に
古漢を少しやっただけだった・・」
みたいなことを書いているのですが、
これなんかも自身の受験の特徴を掴んで
受かることのみにフォーカス
しているからこそだと思います。
※東大はセンター国語200点が
圧縮されて24点、2次の国語も
古文漢文は細かい知識は聞かれず
結局5〜6割の得点に落ち着く人が
大半を占めます。
持ってる資質、
気合いと根性、
そして取捨選択が
大学受験においては
非常に重要です。