いよいよ昨日から
関関同立の戦いが
開戦致しました。
 
専願で4〜7つほど受ける子。
 
併願として確実に取って、
国公立への弾みにしたい子。
 
思惑は人それぞれですが、
『合格をくれ!』
という思いは皆同じです。
 
この2月以降は
私立高校入試&発表と
各大学の入試&発表が
立て続けに行われ、
体力的にシンドイことは
全く無いのですが、
精神的によくありません..
 
そんなドーンとした気持ちに
最近潤いを与えてくれたのが
こちらです。
 
 
2015年度漫画大賞受賞作品です。
 
作家の東村アキコさんの
自伝的漫画だと知って、
即ポチりました。
 
高校時代、
自分は絵がうまい!
将来は漫画家として大成する!
こう自分を信じて疑わない
アキコ少女は美大受験のために
日高絵画教室に通うことになるのですが、
そこの竹刀を持った絵画教師・日高先生が・・・
 
 
 
・・・ていう方でして。
 
しかし読んで頂ければ
お分かり頂けるのですが、
とにもかくにもこの日高先生の
熱量は凄まじいものがありまして、
日々ボロッカスにされながらも、
アキコ少女は青春の大半を
この絵画教室で過ごしていく
(ハメになる)ことになります。
 
そして、その後の美大受験、
美大生になってからの葛藤、
美大を卒業してからの葛藤と
アキコ少女の人生の場面場面で
日高先生が現れ・・・みたいな。
 
 
 
昨今、この漫画に描かれるような
人対人の全力のぶつかり合いは
ホントに少なくなったと思います。
 
名前も顔も隠して
自己アピールという
激しい矛盾が当たり前、
何か気に食わなければ
とりあえず“ブラック”と叫んで、
ひたすら夢や希望や環境が
与えられるのをジッと待っている・・・
そんな一部の人はぜひ
この漫画を教科書にすべきです。
 
夢や希望、環境は
自分で探し、自分で選び、
自分で創ろうともがき苦しむものであり、
その過程(限界拡張)で成長があり、
それが充実感だと私は思います。
 
ホワイトな環境を求めるなら、
自分で創るか、周りからホワイトな
扱いを受けざるを得ないような
人間に自分がなるしかないです。
 
夢に向かうということが
一体どういうことなのか?
 
そんなことも学べる漫画だと思います。
 
年齢に関わらず、
何かに全てを捧げている瞬間は
全部青春だな〜、って改めて
気付かせてもらえる漫画です。
 
笑いも大量にあって
とりあえず最高過ぎました。
 
最後の5巻では・・・、
 
もちろん泣きます。