高校3年生は夏休みに入ってから
このお盆期間の間で、秋〜冬にむけての
“火薬”が実際にしっかり仕込めた人と
仕込んだと自分で思ってる人との
差はもうすでに結構ついているはずです。

高3生は明日は模試ですが、
明日の模試の結果というのは
まだまだこの2、3週間の
夏休みの成果が出るような
ものではないので、仮に
「夏休みに入ってから
しっかりやってるゾ!」と
思っている人も結果は
期待しない方がいいです。

というか“夏休みに入ってから
しっかり勉強・・・”という人は
基本的には大学受験には
期待しない方がいいです。泣

そう言わざるを得ないくらい
大学受験の分量は、呑気な
公立高校生の感覚からすれば
途方も無く膨大です。

この夏休み期間、
毎年高3生を担当している
先生何人かと会話したのですが、
やはり土地が違ってもほぼ、
特に公立高校生は大学受験という
観点で言えば“感覚が甘過ぎる”
ということが言えるようです。


高校受験でなんとか
ラストスパートの気合いで
合格したった〜!!!という人も
それはやはり必要な努力量が
残された時間で間に合うもので
あったということなのであって、
(・・・それが高校受験です)
大学受験の場合、その量が
はっきり言って不必要なレベルで
多過ぎますから、前回も書きましたように
よほど(全国レベルとしての)数学の才能に
恵まれているか、東大京大が毎年
何十人と出る学校の人でなければ、
基本的には夏の段階で、たとえば
英語の水準が志望校合格レベルに
遠く及ばないとなれば“現実的な
路線を手堅く狙う意識”でやって
いった方が私はいいと思うのですね。


受験業界は夏期講習が
かき入れ時ですから
どうしても夏を盛り上げようと
するのですが、これまでの経験上、
ぶっちゃけ夏前で大方の
態勢は決まっていると
言えるのが大学受験です。

野球で言えば、春の段階で、
「夏は履正社か桐蔭ちゃうか〜」と
野球好きはほとんど思っていて、
で、やっぱり今年は履正社が
行った...、みたいな。

ホントそれに近いです。


高校生講座開講前に、Twitter上で、
とある田舎の(失礼!)塾の先生が
地元の公立高校生の感覚はヌル過ぎると
disり倒してるのを見て、正直、私は
「田舎の子(失礼!)ってそうなんだ〜・・・」
くらいにしか思ってなかったのですが、
今となってはその塾の先生が自塾の
生徒さんたちに何とか気付いて欲しいと
奮闘されている意味が痛いほど分かります。

とにかく量が多いですから
早くスタートを切るというのが
まず重要な成功要因になるのです。


高2生は昨年度の高2生同様
クラブまみれ&遊び倒しだと
思うのですが、その姿勢を
なお春まで引きずり倒して
「(志望校は)◯大!」とか言って
サプライズを提供してくれるのは
やめてください・・・


いや〜・・・、
マジで大学受験は
量がハンパないんですけど、
これは言われて分かるのではなく、
やってみてやっと実感を伴って
分かるものですのでね・・・。

・・・で、大学入ったら入ったで
就職先の会社の利益に1円にも
つながらないことばかりやって、
就職してまた1からいろいろ身につけて、
って感じですから、もうそろそろ
日本の学校・受験体制も全面的に
変えた方がいいでしょう。

東大・京大・医学部以外は全部、
職業(プロフェッショナル)訓練学校に
したらいいんじゃないかと
マジで思う今日この頃です。


ちなみに塾の経営なんかは
高校生でもできます。笑