鹿児島県の公立高校が
難関大合格者に100万円を
プレゼントということで
生徒を集めようとしている!
・・・的なニュースが!?( ̄▽+ ̄*)

あまりにツッコミ所満載の
このニュースに、気づけば
マイ指が勝手にキーボードを
叩いております。(^-^)/


確かにスクール経営において
最難関校への合格者がもたらして
くれる信用の大きさは
計り知れないものがあります。

信用がそのまま現金へと
直結するというのは大人が
理解すべきであることはもちろんのこと、
ある意味ではこれこそが子供に
一番“仕込んで”おかなければ
ならないことであるとすら
私なぞは思っておる次第であります。

挨拶、身なり、言葉遣い、態度、ウソをつかないetc・・・

これらの全ては自分の信用度を
高めるためであり、しいては
自分の現金化能力を高めることに
つながるからではないでしょうか?

身も蓋もない話ですが、
やっぱりそういった側面への
意識がゼロでは生きてはいけません。


そう、無人島で魚を釣って
一人で生活したりするというので
なければ信用が一番重要だと思うのです。


で、くだんの公立高校はその信用を
お金で買おうとしているという・・・


いやはや何ともはや・・・


お金で手に入れる信用が
一番ハイリスクであるというのに
なぜ敢えてこのような真似をするのか
私には理解しかねます・・・・・・・・が、
想像はすることはできます。


要はラクをしたいのでしょう。
それに尽きると想像します。


しかしこれは究永舎生諸氏にも
ご理解頂きたいところなのですが、
苦は楽の種と申しますが、これは
また逆も然りなりでして
楽は苦の種にも成り得ると思うのです。

おそらく、くだんの公立高校は
このニュースが出てしまったことで
「そういう発想の学校なのだな・・・」と、
その信用を大きく低下させて
しまったのではないかと予想します。

今時100万円もらえるかもしれないから
難関大に入ろう!なんて発想で頑張る受験生は
絶滅危惧種にでも指定されるレベル
なんじゃないかとも思います・・・
(ま、1000万ならね~・・・( ´艸`)  )

本当にいいものを目指すなら
やはりかけるべきはお金ではなくて
時間なのではないでしょうか。

昨夜、解説の松岡修造氏は仰られておりました。

「ケイ(錦織圭選手)はスクールの中では、
 身体能力も精神力も普通の子供でした。
 しかし彼は小さい頃から“自分はこうなりたい!”
 ということをはっきり意思表示できる子でした。
 そして何よりも今の子供たちには彼が一体
 どれだけの努力をしたのかということを
 一番知ってもらいたいです」と。

継続は力なり!
ローマは一日にして成らず!
チリも積もればマウンテン!

勉強の本質なんて、
本当にこういった点にしかなくて、
我々のような受験屋っていうのは
そういう哲学をいかに分かってもらうかが
大切なのにそれを無視するという
この鹿児島県立大口高校

う~む、覆水盆に返らず!
といったところ・・・かな??


新島襄は同志社設立に際し、
勝海舟から「君の理想はいつ達成されるか?」と
尋ねられた際に「200年後。」と答えられたそうです。

中田英寿さんも日本のサッカーは
「50年後、100年後を目指して
 形を作っていかなければならない」
と仰られています。

本当に価値のあるものは
時間をかけて成し遂げられるものである・・・
そういうことなのだと私は解釈しております。

いい学び舎を創りたければ
賭けるべきは100万ではなく、
100年だと私は思います。

ちなみに究永舎はヒ~・・、コラ・・言いながら
やっとこさ6年半です・・・。(´д`lll) 

このペースでいけば
あと1万年くらいで完成です!( ´艸`)