子供が学校に行かなくて
「おまえの教育がなってないからだ!」なんて
言われたことありますか?
私は直接的にそう言われたことは
多分無いと思いますが
ニュアンスや遠回しにそう言われたことはあるし
自分自身
娘が不登校になった初期は
何か私の育て方に間違いがあったのかと
自分を責めたし
子供が不登校になるのは親がなってない
みたいな理論は
今でもわりと聞くことありますよね
私もそうなんだったら自分がしっかりしないと
そう思って
娘を叱ったり褒めたりコントロールしようと
躍起になって
疲れはてたりしていました
今思うと
確かに私はなっていませんでした。
それは、
子供をコントロールできないどころか
コントロールし過ぎていたという意味で
なっていませんでした
子供の反抗するパワーを超えて
抑圧することで
なんとか自分の理想を叶えようとした
思春期になった娘が
窮屈に思ったり
信じて欲しいと自信を失ったのは
当然のことのように思える
子供は一個のきちんとした人間で
物事がわかるようになれば
考えを尊重してもらう権利がある。
大好きな私に←自分で言うな
信じてもらえず
声を聞いてもらえなかった娘は
すごく悲しかっただろうな
私は成長してきた娘の
未熟だけれど大切な一歩や
不安定な失敗を見守り
力強く支えて
認めて
健康面に配慮し
絶対の味方でいる必要があったのに
幼かった娘の自己主張や変化に乗り遅れて
焦って怯えて
娘を責めたり
一時信頼関係を失いました
娘ではなくて
私が大人として未熟で
子供の本当の姿や人生の本質を見ることよりも
体面や私の勝手な理想に
固執し引っ張られていたのでした
娘の反抗期を過ぎて思うのは
子供の反抗期の現れ方が
厄介だったりこじらせたり長期化したり
悪い方向に向かっている時
確かに親がなってないって
ことあると思うんです
それは
甘いとかしつけができてないとは真逆で
子供の自主的な考えを
親の考えで抑制しようとしたり
押し付けていたり
頭ごなしに否定したり
上から目線で諭したり
そんな風にコントロールできる、
それをするのが親だと
勘違いしていること
時々、
親が子供に自慢できないようなだらしのない
生き方をしているのに棚に上げていたり
兄弟や友達と比べてその子を否定したり
子供を放置して一見わかりにくいネグレクトを
しているなんて場合もあるかとは思います。
子供の反抗期は別に変なことではないけれど
こじらせている場合
親の対応について
子供が当然の反応をしている
こともある
子供に反抗されると
可愛くないし腹立たしい
けれど子供も
好きで反抗しているわけではなくて
本当は認めてもらいたいし
親と信頼し合いたい
本当に子供の健康面での問題によって
不登校になっていることもあるので
そんな場合は
必要な治療や休息を与えることが
すべきことであって
根性論をぶつけるのはおそらく
医学的にも精神的にもナンセンスですよね。
子供がこんな風なら
ちょっと立ち止まって考えてみる
「全然言うこと聞かない」
親の考えを押し付けていないか。
「ひどいことを親に言う」
子供の心や自尊心を傷つけていないか。
「進路や先のことを考えていない」
親の理想に近づけないと不安を感じていないか。
失敗をさせず考える力を奪っていないか。
反抗している子供は聞いても
本当のことは言ってくれないかも
でも、
親が自分を信じてくれている
そのままの自分を大切にしているってわかると
その子のペースでゆっくりと
親のところに戻ってきてくれるはず
子供が反抗期になったら
親は子供に対しては
親としての
権力を捨てて
その子の有り余るパワーや
迷いや希望を
そのまま頼もしく
ときに尊敬しながら見守ろう
そうすれば子供は
親に反抗する必要がなくなって
きっとどこかで
「うちの親、変わってるけど
結構理解はあるかな。」なんて
話しているかもしれません(体験談)