夏から秋にかけて

学校説明会や文化祭の季節。


娘は中学受験したので

何度となく色々な学校を訪れました。


私の中でなのですが

学校見学や文化祭に行って見てしまうところ、

校内の綺麗さ。



これは、校舎の新しさではなくて

清掃や整理がされているかみたいな感じなんですが

すごーく偏差値が高い学校でも

なんだか廊下に埃がたまってたり

なんなら壁に靴跡が付いていたりするところ

あるんです。



そういう学校って

校舎はさほど古くなくても

なんとなく薄汚れているというか。



中学受験の時、

なんだろうこれ?ってくらいにしか思わなかった。



でも今思うのは

進学に関する主要科目以外も大切にする学校って

清掃も行き届いていて

例えばちょっとしたところにお花が飾ってあったり

ステキな絵が飾ってあったりする。



進学だけを大切にする学校は

子供たちが表彰されたトロフィーとか

賞状が飾ってある近くの廊下に埃がたまってたり

みんなが使う理科室の実験結果が

乱雑に片付けられてたりする。



何も礼儀に厳しくてトイレをピカピカにする躾をするのが

素晴らしいとは思わないんです。



でも身の回りのちょっとした気持ち良さに

気付ける心遣いというのは

例えば芸術を愛する心みたいに

心の豊かさという大切なものなんだと思う。




それは子供達の大学進学率に関係する勉強以外の

能力を大切にする学校でもある。




御三家と言われる学校でも

この差が凄かった。



結局中学に関して

違和感を感じてもこの基準は考えず学校を選んだ。


でも今にして思うと

美術や音楽が好きなうちの娘の学校選びでは

この第一印象はあながち間違いではなかったような気がする。



勉強さえできればいいと育った子が

社会で困り者になり

人生の楽しさを知らずに病んでる。



一方で自分の子が少しでも人より有利であるようにと

偏差値が高い大学へと希望する親が

学校の多角的な教育を封じ込めている。