不登校の問題についてはわからないことがたくさんあるし

要因は1つではないと思います。

ただ、うちの娘の場合、

人に対する不信感や不安感がつのってきたというのはあるような気がしています。

それは学校、先生、友達、もちろん家族も含めて。


娘が不登校になる前の1年間、

考えてみれば娘は色んなストレスにさらされていました。


でもそういうストレスも、

人に対する信頼感や安心があれば乗り越えていけるものなんだと思う。


私は娘の情緒にはかなり気をつけようと赤ちゃんの頃から優先して考えてきたつもりでした。


自分が離婚したときですら、

娘の前で喧嘩をしたことは一度もなく、

娘はしばらく離婚したことすら気づかないほど。


これはかなりの精神力が必要でしたが、

今思うと逆に無理し過ぎたのかもしれない。


とにかく毎日笑顔でいることが大切!と。


いつも、笑顔のお母さんでした。


どんなことがあっても、

シングルマザーでも、

娘を元気に明るく育てたい一心で

実家近くに自分でマンションを買い、

懸命に働き車も持ち、

娘のやりたい習い事は一緒に観にいき、

家にはいつも娘の友達や私の友人や親戚の出入りがある。

冗談で笑い合う家庭。




しかし、娘が中学生になると、

再婚や引っ越しや仕事でも色んなことがあり

中学生になった娘の前で旦那と喧嘩したことがあったり、

とても几帳面で心配性な旦那に慣れるまで

小さないざこざがありました。


私も旦那に対する甘えから

我慢せず思ったことを口にしたので

当然摩擦はあり、

それは結婚という他人同士が一緒に暮らす当初は、

必要な摩擦であり、

それがあってこそ色んなことがうまく回るようになるわけで、

平和が訪れるまでの慣らし期間。

実際にもそうなったわけですが、

それは沢山の経験を積んだ大人の理論。


中学生になりたての娘には

不安でしかなかったんだと思います。


どんなときでも平和主義で心優しい娘は

家庭でもハラハラし

学校でも友達関係、部活関係のトラブルで疲弊していきました。


進学で疲れた心を唯一癒せる場の家庭で

夫婦が言い争っていたら

自分の世界に閉じこもりたくなって当然です。


娘の心が叫び声をあげ

私はやっと目が覚めました。


色んなきっかけはあるだろう、

でも、根本的に解決するのは家庭環境だろうと思いました。


旦那も娘も私もとても大切に思ってくれていることは間違いがなく

娘を今伸びやかに成長させるためには

何より家族の中にギクシャクした空気をなくす必要があると。


きちんとしてなくてもいい、

やらないといけないこと怠けてもいい、

とにかく家庭を毎日笑顔の楽しい場所にしたいと。


これを最初言うと

旦那は自分が責められているような気がしたみたい。


真面目な人なんです^^;


話し合いには時間がかかりました。


でもね、娘が登校や前向きな進学に向かってきたことで

旦那も笑顔が増えて、

どんどん穏やかに優しくなりました。


今も娘のために120%頑張り過ぎて疲れちゃうとこは変わらないけれど

喧嘩は少なく?なったかな(笑)


それに喧嘩も甘えも必要だということも

自信を持って娘に伝えるようにしてます。


強過ぎるお母さんもよくないそうですし(笑)


まあ、娘は争い事はなんでもとにかく嫌なんだそうです。


こわいんだと思う。人間関係の不安定さや曖昧さ。


でもそれをこれからも学校や家庭以外の場所でたくさん学んで欲しい。


お家以外にも楽しい場所がたくさんある。


嫌なことがあってもそれを返しても足りないくらい

楽しいことや心動かすことがある、

そういう世界に飛び込む力を与えてあげたいと思っています。