最近観た映画の感想のようなもの。
『遺書、公開。』
2年D組生徒24人と担任教師の序列が記されたメールが届き、半年が過ぎたころに序列1位の者が自殺してしまう。
陽東太郎さんの漫画が原作だそうですが、未読。
ちょっとオーバーな演技で展開される、群像劇っぽい作品。
サスペンスやミステリーなのかもしれませんが、ちょっと変わってますね。
序盤はそこまで良いとは思わなかったのですが、いろいろ分かってくるにつれて面白くなってくる。
スクールカーストみたいな今どきっぽい部分もあるけど、それだけではない。
ちょっとした事で変わってしまう人間関係など描いて、意外と重たい作品かも。
とはいえ、良くも悪くも漫画的なので軽くもあるんですけどね。
実際にはこんな展開にならないでしょうとも思うし。
そのへんリアルな部分と、リアリティのない部分のバランスは微妙です。
でも多分この作品はそれ良いのかなと思うんですよね。
そういうのも含めた、人間観察エンタメなのかなという感じだし。
最後は自殺理由とかも含め、それなりに納得いくのも良いです。
入場者プレゼントのポストカード貰いました。
『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』
小さな村に住む少年4人は、18歳になると村の者は人生で1回だけ魔法が使える事を知らされる。
放送作家で脚本家の鈴木おさむさん原作による朗読劇を映画化したものだそうです。
試写会で観てきましたが、ちょっといろいろ現実的でないような。
魔法が使えるというのが現実的でないのは、別に良いんですよ。
だけど、そんな使い方するかとか疑問しかない。
良い話ではあるかもだけど、良い話すぎるというか。
村人も含めて良い人過ぎというか。
それでも俳優さん達は良かったから、青春映画としては悪くないんだけどね。
最後にゴキブリが踊ったりとか、もうちょっと捻ってくれたら良かったんだけどなー
試写会以外は松竹の株主優待での鑑賞。