●セルフワークが続かない理由

こんにちは。岩田とよです。

前回の「アダルトチルドレン回復方法」の続きです。

実際にアダルトチルドレンとして苦しんでいたけれど、今は回復している。

という数少ないお答えの、ひとつ目はこちらです。

・毎日、自分に肯定的な言葉をかける
(アファメーションと言います)

まずはじめに、この方法で回復した方に、敬意を表したいと思います。

3人のうち、2人は、なんと10年続けられたそうです。

10年続ける、というだけで、なかなかできることではありません。

そして、凄いと思う理由がもうひとつあります。

それは、よく、氷山で例えられる無意識のこと。


私たちが、自分で意識できる、表にでている部分の意識は10%以下。

そして普段、意識することができない無意識は、90%以上と言われています。

アダルトチルドレンとして苦しんでいた、ということは、多かれ少なかれ、

「自分には価値がない」

というお気持ちと戦われていたことでしょう。


人は、価値があると思うものに対して、時間や手間をかけるもの。

自分には価値がないという思いと戦いながら、

毎日、自分のために、時間や手間をかける。

それを10年、無意識に染み入るまで続けられたということです。


頭が下がると同時に、そこまでして抜け出したいほど、

深い苦しみだったのかと思うと、胸が痛みます。


また、いま自分で、解決するためのワークに手が付けられない、

毎日のアファメーション(肯定的な言葉で宣言する)が続かない。

と悩んだり、自分を責めている方達へ。


自分には価値がない、と無意識で自己否定している状態で、

セルフワークが手に付かない、続かないのは


意識と無意識の力関係で言えば、自然なこと。

だから、どうか、自分を責めないで。


意識と無意識のお話、続きます。

 
セラピールーム(池袋)、お電話、Skypeでセラピーを行っています。

依存症、共依存、トラウマ、摂食障害、強迫性障害、強迫神経症、希死念慮、機能不全家族、インナーチャイルド、自助グループ。