ウクライナ戦争のそもそも論 | toyohikobandoのブログ

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ウクライナがロシアとの戦場になった理由

 

ロシアのウクライナ侵攻が開始してから2年が経過し、タッカー・カールソンのプーチンインタビューが公表された現在においても、日本ではいまだにロシア、プーチンが悪いと考えている人が多いのには驚きだ。

当初、筆者もロシア軍がウクライナとの国境を越えて一斉に侵攻してきたことには驚いた。なぜ驚いたかと言えば、相手に有無を言わせずに軍事侵攻するのはアメリカの専売特許なのに、それをロシアがやったと思ったからだ。

しかし、その驚きの後に冷静になってこれまでの経緯を考えてみると、米英の代理でウクライナがロシアと行っている戦争ということが分かってくる。

2年も経っている現在では、米英に戦争をさせられているウクライナ、という理解が正しいだろう。そして、その結果はウクライナの負けと世界が判断し、EUの国々も、NATOの国々も、ウクライナから距離を置こうとしてきている。

にもかかわらず、そのウクライナに戦後復興の美名のもとに積極的にかかわっていこうとする日本政府の姿勢には、偽善者的な匂いがプンプンする。

 

ネオコンの餌食になったウクライナ

プーチンが言うように、この戦争は2014年に起きたウクライナのクーデターから始まる。

米国のもう一つの専売特許は、気に食わない外国政権を無理やり倒し、米国の意のままになる傀儡政権を作ろうとする行為、それをレジームチェンジという。

2014年のクーデター、及びその後の経緯に関しては情報が多いのでここでの説明は省く。

各自で調べてください。驚きの事実がいくらでも出てきます。

ここでは、ネオコンがウクライナをレジームチェンジの対象と選んだ理由を説明する。

 

アングロサクソンとロシア人との戦い

1.              いわゆる欧米人、特にアングロサクソンはロシア人をとにかく嫌う。ウクライナ人もアングロサクソンから見るとロシア人。理由は分からないが、これは昔からなのこと。

筆者、アングロサクソン系の英国人と度々仕事を一緒にしたが、その嫌い方、何度も度が過ぎていると思った。

思い出してほしい、クリミア戦争で何故英国はロシアと直接戦争したかを。元々はトルコとロシアの宗教がらみの戦争。ロシアはギリシャ正教のロシア正教会、英国は英国国教会又はプロテスタント、そしてフランスはカソリックでともにキリスト教。そこに英国がイスラムを代表しているオスマン帝国の為に参戦しロシアと戦う。英国だけでは心もとないのでフランスを誘う。

一体何のために? 

理由はカルタゴを攻め滅ぼしたローマの理由と同じ。カルタゴが嫌いだから。

今回、カール・タッカーソンのプーチンのインタビューで一般に知れ渡ったが、エルドアンの仲介でウクライナとロシアの停戦が確定し、担当者同士のサインも終わっている段階で元英国首相ボリス・ジョンソンが急遽ロンドンから飛んできて、とにかくロシアとの戦争の継続をゼレンスキーに説得し、その停戦協定を破棄させている。それは22年3月末の話。

彼にとってウクライナ人もロシア人も何人死のうが知ったことじゃない。嫌いなロシア人を一人でも殺そうという秘めたる魂胆が無ければ、折角の停戦協定を第三者の彼が登場するわけがない。そのジョンソン、今彼はアメリカで共和党側支持の企業オーナー達に戦争継続を説得し、共和党議員たちに圧をかけさせようとしている。その理由「戦争は投資だ。リスクの高い投資だがハイリターンである」と。

ボリス・ジョンソンはとにかく罪深い。この停戦協定破棄はブチャの虐殺と関連している。

偽旗作戦で、停戦協定破棄を正当化させているのだ。

 

ヨーロッパ最貧国のウクライナ

2.              ウクライナのヨーロッパの経済的位置づけを理解する必要がある。

ウクライナ人のヨーロッパにおける労賃は、東ヨーロッパの労働者の賃金より、アフリカや中東圏からの出稼ぎ者より安い。

東ヨーロッパの労働者は西ヨーロッパに出稼ぎに行き、その空いた東ヨーロッパにウクライナ人の労働者が出稼ぎに来る。

今、ウクライナの安い穀物がポーランドに流れ、ポーランドの農民たちが怒りまくっている。

 

汚職大国ウクライナ

3.              ウクライナは汚職の国としてヨーロッパ圏最悪の国。毎年発表される腐敗認識指数でウクライナは2023年104位。

因みに、1位デンマーク、2位フィンランド、3位ニュージーランド、4位ノルゥエー、、、、13位日本となっているがこれは23年版。自民党の裏金問題は反映されていないので24年では相当ランクを落とすと思われる。

各国のウクライナに対する支援は、実は相当の中抜きがあるという覚悟で注意しながら支援を行っている。日本のように、ポンと送金してしまうというのは、もしかすると日本政府の誰かさんへキックバックがあるのかも、と疑がわれても仕方ないですね~?

一方、アメリカの支援というのは、これ以上の支援に反対をする共和党議員へ、「現金はウクライナに行かない、支援の額すべては米国内の企業に流れて、米国経済が潤うのだから賛成してほしい」と説得している。ウクライナ人が何人死のうと構わない、と宣言しているのと同じだ。

 

最悪ウクライナマフィア

4.              ウクライナのマフィアはロシアマフィアよりあくどいというのが西側エンターテイメントの評価のようだ。ハリウッド映画で米国内にしても国外にしてもマフィアが登場する場合、ロシアマフィアとウクライナマフィアも登場するが、ウクライナの方がよりあくどいというのが多い。

題名を忘れているが、ヴィン・ディーゼルの映画でもそうだった。ニコラス・ケイジの場合は武器密売マフィアだったし、手島龍一が書いた小説、スギハラダラーでも武器マフィアが登場する。

今回のNATO各国の武器援助を一番警戒していたのがロシアではなくICPO(国際刑事警察機構)であることは、都合の悪い真実を流さない日本のメディアでも報道していたほどだ。 

ロシアの戦車を何千輌も破壊したというジャベリンが、最近メキシコの麻薬マフィアに渡っているのが判明したし、今回のハマスのイスラエルへの反撃の際のメッセージで、ウクライナからの武器も使用していると公表している。

とにかく、ウクライナは武器密売の世界一の拠点であることは間違いない。

武器密売は儲かる。某国の某者がウクライナで武器密売によって一財をなし、祖国に帰ってマネーロンダリングに成功し、その国一の財閥になっている企業もある。筆者の仕事上の知人が、その一グループ企業に高級でヘッドハンティングされていったが、辞め方が汚かったな。

 

というような理由で、ネオコンにとってウクライナは利用し易かったことということだ。

 

大手メディアでは説明されない情報は多々あって、戦争をビジネスとしている人たちは世界の大手メディアも自分たちのものとしているので、大手メディアしか接しない人にとってはロシア悪、プーチン悪となってしまうが、インターネットの時代なら正しい情報はいくらでも手に入る。

2014年以降のウクライナの傀儡政権がロシア系住民に行ってきたことも詳細に知れる。

そして、それらはプーチンを誘き出す戦略だったことを今我々は理解できる。

自らの罪深さにおののいているのか、前ドイツ首相のメルケルも前フランス大統領のオランドも、プーチンをだましていた正直に発言している。

しかし、バイデンはそうはしないだろうな。

アングロサクソンだからな。