こんにちは。ブログ担当の新沼舘です
ちまたではインフルエンザやコロナウイルスが猛威を振るっていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか
2024年は1月がお休みだったので2月18日が今年1回目の支部会でした
支部会の先生方ともお会いするのが久々でしたが、みなさんお元気そうで良かったです
午前中は前回と同様、症例報告でした
今回は「眼球上転、体のこわばり、話せなくなるなどの症状により日常に支障をきたしている」という症例について
鍼灸院では、辛い症状はあるものの病院では診断のつかない方の来院も多いです。今回の症例のような症状をお持ちの方もいらっしゃるのでとても興味深い症例でした
出された意見として
精神的なものが関連して起きている症状の場合、気の変動を起こしやすため鍉鍼（ていしん：先が丸くなった刺さない鍼）を使用して施術を行った方が良い
鍼の本数や施術時間を最小限にして刺激が強くなりすぎない様にする
鍼の前後にお腹、ナソムノ部、経絡の状態がどう変わったは変化を確認する
話せないという症状は実的な症状の場合もある
このほかにも沢山の意見交換が行われました
気の変動が大きい方への施術では反応が顕著に出やすいため、いつも以上に鍼数や治療時間などの刺激量を慎重に見極めて、鍼の後の反応をきちんと確認しながら進めていかなくてはと改めて勉強になりました
午後は基本刺鍼、標治法（背部）、証決定、小里方式という流れで実技でした
鍼をする際によく言われることは「力まない」ことです
どうしても、鍼を刺そう、刺そうという気持ちになり自然と体に力が入ってしまいがちです。そうすると指先にも力が入り、鍼の効果が小さくなってしまいます。
毎回頭の中で「力を抜いて〜」と唱えているつもりですが、気を抜くと力が入ってしまうなぁと感じました
証決定では誤治の場合の脈の変化がみれました
腎虚として補法をしたところ、心の脈が虚になったのです。これは腎の相克である心が腎を補ったことで心をより剋してしまい虚してしまったということです
東洋はり医学会では相克調整という考え方を重視しており、陰陽だけでなく相克関係にある臓腑の虚実を平らにすることで症状を和らげていきます。
1本の鍼で相克関係がこんなにも虚してしまうのかと驚きとともにとても良い学びになりました
鍼を刺す技術だけでなく証決定の大切さを改めて感じさせられました
勉強会の様子を撮影したので載せておきますね
真剣に、時には笑いありで楽しく勉強させてもらっています
今回のランチは高円寺駅からすぐの「九州みくに」というお店です
チキン南蛮定食をいただきました
次回の支部会は3月17日（日）10時から行います。
渋谷支部は会場の最寄り駅が高円寺駅です！
是非詳細は渋谷支部の会員サイトでご確認下さい！
こちらの会員サイトは、基本的には支部会員が会費の支払いや資料のダウンロードをするのに利用する形になるのですが、年間スケジュールやお知らせ等、会員以外の方でもご確認頂ける項目もございます。
特に年間スケジュールを確認頂いて、早めに聴講の問い合わせをして頂けるとありがたいです。
上記のリンクから是非ご確認ください！（新たな会場の住所もコチラからご確認下さい）
よろしくお願い致します！
それではまた
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東洋はり医学会 渋谷支部では
新規聴講生＆新規入会者を募集しております。
「経絡治療に興味があるけど、全然わからない。。」
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