先日の平松紫雲先生の訃報に続き、
森本栖鳳先生(正筆会・副会長)4月12日
岡田契雪先生(青潮会・会長)が、3月22日にお亡くなりになっていたと
連絡が入りました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
私は岡田先生とはお話をしたことがなく
直接の思い出というものがありません。
公募展は青潮会でまとまって表具店が決まっているので仕事はないのですが
先生の社中(契友社)の展覧会では仕事をさせていただいていました。
私は青潮会という和歌山県を中心とする漢字の大きな会の会長を
東京在住の岡田先生がされるというのは相当気苦労もあったのではないかなと
勝手に思っていつつ、それが出来る岡田先生は凄いなぁと思っていました。
森本先生と出会ってから20年以上のお付き合いになり
たくさん思い出がありますが、
その中でも淡路島の玉青館で平成14年(2002)に、
『古希記念―かな書業五十年 森本栖鳳展』が開催され
その時、先生と一緒に淡路島に行って一泊して美味しい鯛料理をご馳走になったり
大浴場で背中を流したりと楽しい時間を過ごしたことが一番の思い出になります。
話だしたら止まらない先生で懐かしい限りです。
最後にお話ししたのは昨年の正筆展かと思います。
先生方の作品は生き続けます。
作品が残るということは、その先生の記憶も受け継がれていくものだと思います。
そのお手伝いをさせていただいていることを忘れることなく
これからも仕事を頑張らないといけないと思います。