書初め裏打ち | 東洋額装の社長ブログ

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表具屋の社長ブログです。会社のことを中心に日々思っていることを書いています。

私が年に一度、刷毛を持つ日、

それはみんなが書いた書初めを裏打ちする時です(^^♪

 

今日の午前中に落岩専務と一緒に

みんなが書いてきてくれた今年の書初めを裏打ちしました。

 

4枚ずつ裏打ちをしていると最後に私のが一枚余ったので

これで簡単に工程をお伝えします。

 

霧吹き

作品の裏から霧吹きして湿らせます。

掛け過ぎると良くないので加減が大事です。

 

しわ伸ばし

作品は裏のまま、中から外へと刷毛を使いながらしわを伸ばしていきます。

紙質、墨の量などを気にしながら行います。

 

糊付け

裏打ち用の紙(鳥の子)に糊をつけます。

ムラなく多すぎず均一に糊をつけていきます。

 

裏打ち

糊付けした鳥の子を作品の裏から貼りつけます。

 

仮張り

四方に糊をつけて乾燥させるための板に貼り込みます。

ここでもしわになることもあるので上から右左と交互に貼り込みます。

 

 

完成です。

あとは自然乾燥、明日には乾いて作品がピーンとなっています。

 

明日はこれらを剥がして化粧断ちして

飾れるようにしていきます(^^♪