第65回 現代書道二十人展 | 東洋額装の社長ブログ

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書壇を代表する20人の作家が新作を発表する新春恒例の
「現代書道二十人展」(朝日新聞社など主催)の出品書家が決まった。
写真は今年のものです。
 
第65回となる本展は、来年1月2日に東京都中央区の日本橋高島屋S.C.で開幕し、
大阪市の大阪高島屋名古屋市松坂屋美術館に巡回する。
 

漢字の吉澤鐵之(てつし)さん、かなの倉橋奇艸(きそう)さんが新たに加わる。

その他の出品書家は次の通り。(50音順、敬称略)

新井光風、井茂圭洞、石飛博光、尾崎蒼石、角元正燦、

杭迫柏樹、黒田賢一、高木聖雨、高木厚人、樽本樹邨、

土橋靖子、仲川恭司、中村伸夫、星弘道、真神巍堂、

吉川蕉仙、吉川美恵子、綿引滔天

 

 

池田桂鳳先生と下谷洋子先生が抜けられたわけですが、

池田先生は、表具にもこだわっていましたので毎回勉強させていただいていました。

下谷先生は、弊社で表具をさせていただいていましたので、

過去3回ご出品された時の意気込みを知っていただけに残念な気持ちがあります。

 
吉澤先生は日展会員賞をご受賞されている実力派の先生、
倉橋先生は今回のある意味目玉的な抜擢ではないかと思います。
故・山口南艸先生に師事され、実力はどの先生も認められています。
ただ、朝日新聞は集客が見込めないと思う人は実力があろうと選ばないスタンスでいます。
正直なところ倉橋先生が全国区であるかどうかを考えると
知る人ぞ知る作家!だと思います。
なので私は今回の人選はワクワクしています(^^♪
倉橋先生のお人柄もそうですし、作品を全国の方に知らしめる時が来たなと!!!

 

気になるのは会場の設営と来場者ですね。

最近入場者数が減っていると言えども相当数の方が来場されます。

あの展示方法(ウナギの寝床のよう)で、あの人数を受け入れると考えると

何時間待ちとか出そうです。

 

来て欲しいが来過ぎると困る。

悩ましい問題が当分続きますね。