なでしこJAPANN、女子サッカー日本代表が「国民栄誉賞」を受けました。
その副賞として「熊野筆の化粧筆」が贈られたようです。
熊野と言えば、皆さんご存知のように「筆」のメッカです。
筆にも種類があり、書道だけでなく、洋画用に日本画用などの彩色筆や面相筆もあれば
今回の副賞の化粧筆もあります。
それらを熊野の町の産業として日本中に広めています。
毎年9月23日の筆祭りも有名ですね。
で、今回の副賞効果は絶大でしょう。
おそらく、問い合わせが殺到しているのではないでしょうか?
とても良いことで、広島県人としても嬉しいのですが、
危惧する点もあります。
それは、「流行」にならないようにということです。
今まで積み上げて来られた実績は確かなものなのですが、
メディアなどで取り上げられると、一時的に爆発的に売れることがあります。
ここで急遽生産ラインを増やしたり、工場を大きくしたり、人を増員したりして
生産量を増やそうとし、一時のブームが去れば一気に経営が厳しくなるという事をいくつも聞いてきました。
この良い事をさらに良い事にする戦略を考えていく事が必要です。
喜ばしい中に悪魔が潜んでいますので、
熊野筆というブランド力がアップした今、それをさらに向上させてもらいたいです。
私たちも頑張らないとと奮い立たせてくれた良いニュースでした。