仮名論語 | 東洋額装の社長ブログ

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京都での勉強会で
「仮名論語」という本をいただきました。

講師は
伊與田覺先生、今年で94歳。

お話の中で、孔子と孟子のことにも触れられました。

私なりの解釈ですが、
孔子は陽、孟子は陰の教えのようです。

陽は目に見えるものであったり、表面化しているもの。
陰は逆で心の奥底のも。


目に見えるものだから、分かりやすく伝わりやすいのではないかと思います。
見えないものはなかなか理解するのは難しいですね。
しかし、両者とも「徳」を説いています。


論語は孔子が書いたものではなく、
孔子が弟子たちに話していたことを後に弟子たちがまとめたもの。

ですから、子曰く・・・となるわけです。


いただいた仮名論語は漢文ではなくそのまま読めるようになっています。

有名な文では、
「子曰く、吾十有五にして学に志し、
三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、
六十にして耳順い(みみしたがい)、七十にして心の欲する所に従えども、
矩(のり)を踰えず(こえず)。」

この「惑わず」とは、「物の道理がわかるにつれ迷わなくなった。」と訳されていました。

私の推測ですが、孔子も40歳を過ぎた頃から、世間のことをたくさん知り、
自分のすべきことが明確になったのではないかと思います。

私も40を過ぎました。
書道を応援する企業へという思いは定まってきたのですが、
そのために何をするのかが、まだ不明確です。

その一環として、今日からの合同会議があります。
13時からです。
この会議をきっかけに新たな方向性が見えてくればと思います。

私はオブザーブとして参加しますので、
基本的に発言はしません。

それはそれでプレッシャーをかけるかもしれませんが
いろんな意見が飛び交ってくれたらと思います。



これからは、たまに論語を載せていきますね。