四国八十八カ所霊場めぐり(十八日目) | 東洋額装の社長ブログ

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相談役のお遍路メール



3月29日(十八日目)



 



昨晩泊まった三陽荘は有名人も多く泊まる宿のようである。



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遍路宿としては8400円と多少高いが、それなりのクオリティは有る。



昨晩の天気予報では山陰、東北地方では一部雪の恐れも有るとか、



そのせいか今朝は肌寒い。



今日の予定は20km余りの歩きで札所の参拝は無い。



いつものように7時過ぎに出達する。



打ち戻して昨日渡った宇佐大橋を戻って浦ノ内湾を県道23号線に沿って歩く。



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今日の海は凪で島影を映して美しい、



遠くに小さな屋根を付けた釣り筏が点在している。



波止の釣り人に聞くと今はチヌが来るようだ。



40センチを越す大物も上がる。



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今日も風景を楽しみながら歩く。



山桜も咲き始めた。



木々の芽吹きが緑の濃淡、ツツジのピンク、春の息吹が感じられる。



遍路みちの片隅に名も知らぬ野花も可憐な花を競う



スカンポも群生している。



新フランス料理では野草は新しい食材として脚光を浴びている。



久しぶりに食す。幼き頃が蘇る。



 



〔タジナ食む(はむ) 幼き恋も よみがえり〕



景詠む。



 



花を愛でていると気になるのが、ここ四国でもゴミの多さだ。



新聞に車に乗った遍路らしき人が車からポリ袋を捨てるのを見たと報道されている。



お願い信仰でしか無い人は他人の迷惑などお構い無しなのだろ。



他人を敬い自らの欲望を抑制する、これが信仰の出発点だと思う。



ゴミが捨てられる所の看板も面白い。



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