8/14 (火曜日)
3:00 起床
4:30 朝食
5:00 出発
午前中は悪天候が予想されますが明日はもっと荒れるようなので下山することにしました。
10時間以上ノンストップで歩き続けないといけませんが下山後の温泉と寿司を思い浮かべ自らを奮い立たせます。
黒部五郎小舎に別れを告げいざ出発。
カール内は風が穏やかです。
黒部五郎岳の名前の由来は岩がゴロゴロしているので
黒部ゴロー岳になったそうです。
岩だらけで歩きづらいです。
前日の大雨で沢の水位が上がっています。
流されないように慎重に渡ります。
黒部五郎岳(2840m) 登頂
今回の山行で登った唯一の百名山です。
ここからは長時間稜線を歩くことになります。
風を避ける場所が何処にもありません。
濡れた身体から急速に体温が奪われます。
身体の震えが止まらないのでハイマツに隠れ化繊のインサレーションを着ました。
何時までもアップダウンが続くので心が折れそうになりました。
温泉と寿司だけが心の支えでした。
赤木岳(2622m) 登頂。
パワージェルを2本とクエン酸投入。
すこし小雨になってきました。
晴れていれば綺麗なんでしょうね。
それにしても誰もいません。
次第に風が弱くなってきました。
北ノ俣岳(2661.2m) 登頂
ここから東京と横浜から来たタフ・ガイと意気投合し神岡新道分岐まで御一緒しました。
写真を撮って下さって有難う御座いました。
ここからまた単独行。
勝機!
青空が見えてきました。
旅のフィナーレに相応しい素晴らしいトレイルが何処までも続きます。
ピークに達する直前のこの景色がとても好きです。
衣食住全て詰まったバックパック。
3泊4日良く頑張ってくれました。
最後のピーク 太郎山(2372.9m) 登頂。
もうすぐ旅が終わるのかと思うと感慨深いものがあります。
やっと携帯が繋がったようで奥さんからメールや留守電が沢山入っていました。
心配掛けてしまったようで深く反省しました。
ここまで来ればもう安心です。
安心したら急に腹が減ってきました。
残った食材を食いまくって重量を軽くする事にしました。
広島から来た沢登りの方々とお話をしながら楽しく食事をしました。
15:30 下山開始。
折立駐車場までここから3時間かかります。
日が暮れるまえにつけばいいのですが。
長時間下りが続いた為、踵の靴擦れに加え親指、小指の水膨れも酷くなってきました。
長期山行前には登山靴を履きならしておかないといけませんね。
18:30 無事下山。
コーラで乾杯。
もう膝がボロボロです。
この後富山市内の温泉に入りホテルでビールを牛のように飲みました。
本日のコースタイム:13時間30分
4日間の総コースタイム:30時間25分