皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
ご訪問ありがとうございます。
本日の東海地方は大変蒸し暑い一日になりました。
さて、9月に入っていよいよ再びアウトドアシーズン到来!という空気にもなってきましたね。
私自身もこの季節になるとバーベキューメニューなどが急に食べたくなってくるのだから不思議なものです。
冒頭写真は一昨日の我が家の晩ごはんのおかずでした。
北海道名物の鮭料理『ちゃんちゃん焼き』です。
先日、たまたま秋鮭の大きなブロック(塊)が売っていたので迷わず購入しました。
それを見た瞬間に『ちゃんちゃん焼きを作って食べよう!』と心が決まっていたからです。
バターをたっぷり使って鮭と野菜を焼き上げ、最後に甘味噌仕立てのタレを回しかけて仕上げる豪快な漁師料理。
おいしい鮭がたくさん捕れる北海道ならではの男の鉄板料理です。
そんな『ちゃんちゃん焼き』はご家庭であれば、フライパンやホットプレートなどで気軽に楽しむことができます。
覚えるべきことはレシピだけ♪・・・というわけです。
皆さんも秋鮭のブロックなどをスーパーの店頭で見かけたら迷わず作ってみて下さいね。
ちゃんちゃん焼き
<材料2~3人分程度>
●生秋鮭ブロック 250g程度
●にんにく 1~2かけ
●塩 少々
●黒こしょう 少々
●バター(A) 10g
●バター(B) 10g
~野菜類~
●キャベツ 1/4玉
●にんじん 1/2本
●ピーマン 2個
●玉ねぎ 1/2個
●しめじ 1/2株
●万能ねぎの輪切り 適量
~タレ~
●合わせ味噌 大さじ2
●みりん 大さじ1
●酒 大さじ1
●砂糖 大さじ1
<下準備>
①生秋鮭ブロックは両面に塩、黒こしょうして30分ほど常温に置いておきます。
②にんにくは皮をむいて薄い輪切りにします。
③キャベツはひと口大の大きさにカットします。
④にんじんは皮をむいて半分の長さに切り(2等分)、それぞれ縦半分にカット(4等分)してから縦方向に包丁を入れて薄くスライスします。
⑤ピーマンはヘタと種を取り除き、適当な大きさにカットします。
⑥玉ねぎは皮をむき、薄くスライスします。
⑦しめじは石づきを取り除き、ほぐしておきます。
⑧タレの材料(合わせ味噌、みりん、酒、砂糖)はあらかじめよく混ぜ合わせておきます。
<作り方>
1.フライパン(またはホットプレート)を中火で熱し、バター(A)を溶かして、下準備②のにんにくを焼いて香りを出し、下準備①の鮭を皮面から両面色よく焼き、いったん別皿に取ります。(カリっと焼けたにんにくも取り出しておいて下さい。)
2.1のフライパンを中火にかけてバター(B)を溶かし、下準備③④⑤⑥⑦の野菜類を投入してよく炒め、ここでも軽く塩、黒こしょうします。
3.2の野菜類が焼けたら1の鮭とにんにくを戻し入れていったん蓋をして全体を同じ温度に加熱します。
4.3の上から下準備⑧のタレを鮭を中心に回しかけて鮭をほぐしながら全体を和え、万能ねぎの輪切りを散らし、各人のお皿に取り分けていただきます。
<ポイント>
(※1)大きめの鮭のブロックを豪快に焼いて崩して食べるのが北海道流です。少人数分でしたらフライパンでも作れますし、多人数分であればホットプレートでOK。アウトドアバーベキューの時も鉄板で作ってみんなで食べれば楽しく盛り上がります。
(※2)お好みで水気を切ったコーンなどを加えて野菜と一緒に炒めてもとてもおいしくお召し上がり頂けますし、子供ウケが良くなります。
料理写真の裏に置いてある『おにぎり』ももちろん我が家の一昨日の晩ごはんの一部。
白いごはんに合わせて食べるのもおいしいけど、おにぎりを作ってアウトドアキャンプ気分で食べるのもまた格別。
ちょっと塩気のあるおにぎりと『ちゃんちゃん焼き』のガーリックバター味噌仕立ての鮭と野菜がまたよ~く合うんですよね。
家族もおいしい、おいしいと言って頬ぼっておりました。
皆さんも『おにぎり』&『ちゃんちゃん焼き』の取り合わせ・・・見た目からして、けっこうそそられるのではないでしょうか?
もちろん、鮭のブロック肉が手に入りにくい場合は、通常の切り身を使用して作ってもOK!
このお料理はきっと海外で出してもウケる味だと思います。
意外にもタイ米などのパサパサのライスにも合いそうですしね。
アウトドアシーズン到来!
この季節に皆さんもぜひ北海道名物の鮭料理『ちゃんちゃん焼き』を作ってみて下さい。