皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
今日は久しぶりに晴れ間が広がりました。
急に気温が上がった為、何だかひんやりとしたグラススイーツでも食べたくなりました。
そこで、先日買っておいたタピオカを思い出し、急遽、タピオカプディングを作ることにしました。
最近のタピオカブームのためか、私がいつも行っているスーパーの店頭には必要以上のタピオカ商品のアピール!
今までは中華材料のコーナーにひっそりとあるだけだったのに、最近は店頭の目立つコーナーにタピオカの材料だけが山積みにされているんですもの。
でも、私もまんまと買わされたわけでして・・・(笑)
ココナッツミルクはいつもストックがあるので、今日は迷わずにすぐ作れたってわけなんです。
しっかり冷やすと全体がプディングのように固まります。
中華点心に出てくるものはココナッツミルク液に比べて異様にタピオカが少ない場合が多いのですが、本来のタピオカプディングはグラスいっぱいにタピオカを詰めるのが主流です。
だって、そうじゃないとプディングにはならないですから・・・
タピオカは決して安価な材料ではないので原価計算の関係で少なく盛られる場合が多いのですが、ご家庭で作るならそんなケチはご法度です。(笑)
タピオカをたっぷり使って本格点心デザートを味わいたいものですよね。
タピオカプディング
<材料4人分>
●タピオカ 60g
●ココナッツミルク 200ml(1/2缶)
●牛乳 120ml
●砂糖 大さじ2
~仕上げ~
●クコの実 5粒×4人分
●ミントの葉 4セット
<下準備>
①クコの実は水に浸して柔らかくしてからキッチンペーパーの上に乗せておきます。
<作り方>
1.鍋にたっぷり水を入れて沸騰させてタピオカを投入して15~20分ほど中火で茹でます。中が透明になってきたら冷水に取ってぬめりを取り、いったん(目の細かい)ザルにあげます。
その後、綺麗な冷水に再び浸しておきます。(乾燥とくっつき防止の為。)
2.別の鍋でココナッツミルク、牛乳、砂糖を混ぜ合わせて中火にかけ、砂糖をよく溶かしたら火を止めて常温まで冷まします。
3.1のタピオカの水気を切ってから器に盛り付け、2を注ぎ入れます。
4.3を冷蔵庫で冷やします。すると全体がプディングのように固まってきます。
5.4を冷蔵庫から取り出し、下準備①のクコの実とミントの葉を飾って供します。
<ポイント>
(※1)盛り付けは、タピオカとココナッツミルク液が 【 1 : 1.5 】 くらいの割合になるようにするとバランスが良いです。
タピオカは元々は台湾発祥の材料なんです。
皆さんもご存じの通り、中国と台湾の関係は・・・国際的にいろいろ・・・ですので(笑)、食に関しても中国と台湾にはけっこうな違いがあります。
『似て非なるもの』という感じですね。
日本での最近のタピオカブームがあっても、実際の材料であるタピオカのお値段は下がるということも無いようなので、まだまだ日本の家庭には縁遠い存在のような気が致しますが・・・
それでも、私自身も夏になると必ず1度は食べたくなるデザートのひとつです。
飽きの来ない味も魅力です。
皆さんもぜひ甘さ控えめの豊田家オリジナルレシピで作ってみて下さいね。