皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
先月末から資格の勉強に集中しているのですが、気が付けばこれまでも1年に1つか2つくらい資格を取得しているんですよね。(笑)
通学制の資格の学校などは忙しい身ではじめから通えないので除外するんですが、少なからず勉強をしていると色々な知識が身に付くのでどんどん料理の活動の範囲が広がり、楽しくなっていきます。
『知らなかったことを知れる』というのは本当に刺激があってうれしいと思えます。
さて、今日は今月ラストの3つ目のわっぱ弁当。
そうそう、このわっぱ弁当の独特な詰め方のスタイルも学びがあって、作っている当の本人はけっこう楽しんで作っているものなんです♪
しかしながら、今日の冒頭写真の『ハンバーグのおにぎらず弁当』には、実は少々、味の面で問題があるんですよね・・・
何だと思いますか?
それは、『ハンバーグ』と『海苔』の相性の悪さなんです。
ですから、このお弁当・・・油断しているとおいしくないお弁当にもなりかねないんです。(笑)
その相性の悪さは、ある調味料の力によって『相思相愛の関係』に変わります!
さて、その調味料とは何でしょうか?
まずは、レシピをご紹介して参りますね。
ハンバーグのおにぎらず
<材料2~3人分>
●温かいごはん 大きめお茶碗1杯×人数分
●海苔 全1枚×人数分
●レタス 適量
~ハンバーグ~
●牛豚合挽肉 200g
●玉ねぎ 1/4個
●にんにく 1/2かけ
●卵 1/2個分
●塩 小さじ1/4
●黒こしょう 少々
●パン粉 大さじ2
●牛乳 大さじ1
~ソース~
●ケチャップ 大さじ3
●とんかつソース 大さじ1
<下準備>
①玉ねぎは皮をむいてみじん切りにして耐熱皿に乗せてラップをし、500Wの電子レンジで1分加熱して冷まします。
②にんにくは皮をむいてみじん切りにします。
③卵はボールに投入してよく溶きほぐしてから、パン粉と牛乳を加えてしとらせておきます。
④ケチャップととんかつソースをあらかじめよく混ぜ合わせてソースを作っておきます。
<作り方>
1.下準備③に下準備①②を投入し、塩、黒こしょうを加えてよく混ぜ合わせます。
2.1に牛豚合挽肉を加えてしっかり捏ねて生地をひとつにまとめていきます。
3.2の生地を3等分程度に分けて楕円形のハンバーグ型に形成し、テフロン加工のフライパンでノンオイルで両面を焼き上げて冷ましておきます。
4.3のハンバーグに下準備④のソースをからめておきます。
5.海苔の裏面中心部分にごはんを正方形に乗せ、その上に水気を切ったレタスを乗せ、その上に4のハンバーグを乗せ、再度レタスを乗せ、再びごはんを正方形に乗せます。
6.5の海苔の四方を中心部分に向かって織り込むことで、すっぽりと全体を作っておにぎらずを作ります。
7.6を方向を間違えないようにラップでしっかりとくるみ、そのまま冷まして具材を海苔を安定させます。
8.7をそのまま半分にカットしてお弁当に詰め込みます。
9.食べる時はさらにケチャップを乗せるとおいしくお召し上がりいただけます。(お弁当には、容器に詰めたケチャップを持参のこと。(^^♪)
<ポイント>
(※1)正直な話、海苔とハンバーグというのは味の相性が決して良くはありません。海苔とハンバーグの相性の悪さを解決してくれるのが、実は『ケチャップ』なんです!ハンバーグにケチャップを多めに付けてあげることで格段においしさがアップします。
はい、<ポイント>欄に記載してあることが答えになります。
実は、この実験、本当に興味深いのですが、ケチャップが少なめの状態のハンバーグを挟むと、食べた瞬間に『ん!?あまり、おいしくないかも!?』と思ってしまうに違いありません。
しかし、ケチャップの分量が一定量を超えた途端に『おいしい』に変わります。
化学変化も含めて何が起こっているのか?はわからないのですが、人間の正直な味覚だけが頼りの実験になります。(笑)
けっこうネットやインスタグラム等でも、『ハンバーグのおにぎらず』は多く紹介されているようですが、ここまで口うるさく『味覚』の話を書いている人はいないかもしれません。
当ブログは見た目だけでなく、あくまで『おいしさ』を追求するブログです。
私は皆さんに真実をお伝えしたいので、ハンバーグと海苔の相性の悪さを指摘させて頂きました。
ですから、皆さんも『ハンバーグのおにぎらず』をお弁当に詰める時は、ケチャップを容器に詰めてお弁当箱に一緒に詰めてあげると良いと思います。
いずれにしましても『ケチャップ多め!』がおいしさのコツです。
皆さんもぜひ興味本位で実験してみて下さい。
以上を持ちまして、今月7月のわっぱ弁当企画は終了です。