皆様、こんにちは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
今日はあいにくの雨模様のお天気です。
薄暗い天候だとなんだかこちらまで元気が無くなってしまいますよね。
早く梅雨が明けないかな・・・と祈るばかりです。
さて、今年の春からお弁当企画のご依頼をいただいたこともあって、当ブログでもお弁当レシピをご紹介することが多くなって参りました。
そんな時にはもちろん煮物や酢の物などの和食レシピのご紹介も多くなってきます。
ですから、今日はそんな時に使用する電子レンジで作る『一番出汁(いちばんだし)』のレシピをご紹介しておこうと思います。
私は汁物を作る時は、鍋で1リットル分の出汁(だし)を取って家族用のお味噌汁などを作ります。
汁物を作る場合は、かつおぶしをお鍋の中で思いっきり泳がせた方が香りが高くなっておいしく仕上がるからです。
しかし、煮物などに使用する少量の出汁は電子レンジで簡単に作ってしまう時が多いんです。
例えば、お弁当の為の作り置きおかずとして煮物を作る場合などは、今日ご紹介する方法で一番出汁を取り、それを使用して煮物を作ります。
まずは、レシピをご紹介しますね。
電子レンジで作る
『一番出汁(いちばんだし)』
<材料500ml分>
●水 500ml
●かつおぶし 3~4g(軽くひとつかみ程度)
●昆布 5㎝四方×2枚(乾燥したもの)
<下準備>
①昆布はスーパーに袋詰めで売っている日高昆布などの乾燥昆布をキッチンばさみで5㎝四方にカットしたものを使用します。
<作り方>
1.耐熱容器に水、かつおぶし、昆布を投入します。
2.蓋をしない状態で600Wの電子レンジで5~6分加熱します。
<ポイント>
(※1)作り置き保存をするためには必ず1度、沸点まで温度上昇させることが必要です。(腐敗防止の為。)この時、沸騰した状態になったらすぐに加熱を止めて下さい。
おそらく、多くのご家庭で、汁物以外の煮物などを作るのに必要とする出汁(だし)の分量は500ml程度ではないかと思うんです。
一食分の調理でしたら500mlが妥当かと思います。
大量に必要な場合は鍋で作った方が早いですが、ちょっとした煮物を作るだけのためならお出汁はレンチンで簡単に作ったもので充分でしょう。
そんな風に使い分けをしていくと毎日の生活に無駄が無くなります。
和食がユネスコの無形文化遺産に登録されてから日本に古くから伝わる出汁(だし)の在り方が見直されるようになりました。
出汁を取る時に昆布を少し入れただけで毎日の健康に必要な良質なミネラルを摂取することが出来るので、このような電子レンジ調理で手軽に一番出汁を取って健やかな生活を送って頂きたいと思います。
わたくし自身もこれから当ブログでお弁当レシピなどをご紹介する中で、こちらの一番出汁を使用したレシピを数多くアップしていくと思います。
ですから、皆さんにもこのレシピをしっかりと覚えて頂きたいと思うのです。
これからこちらの一番出汁使用レシピが増えていく予定です。
皆さんもぜひ一度作ってみて下さいね。