皆様、こんにちは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
今日で桜が散ってしまいますね。
明日のお天気予報は雨だそうです。
昨日の息子の高校の入学式でも本当に桜が綺麗でした。
そんな春の思い出を押し花のように詰め込んだ桜ゼリー杏仁豆腐を作りました。
透明なゼリーの中に浮かぶ桜の塩漬けが効いて食べると甘い杏仁豆腐とゼリーに絡み合う桜の塩気がたまらなくおいしい。
千利休の『花は野に咲く花のように』の教え通りにゼリーの中に詰め込む時は本当に野に咲いている桜のように飾っていきます。
都会にも田舎にもマッチングするこの手のデザートはいただくと本当にうれしいですよね。
皆さんも春の思い出を託して『桜ゼリー杏仁豆腐』を作ってみてはいかがでしょうか。
桜ゼリー杏仁豆腐
<材料4人分>
~やわらか杏仁豆腐~
●杏仁霜 大さじ3/4
●グラニュー糖(A) 35g
●牛乳 200ml
●水(A) 50ml
●粉ゼラチン 5g
●熱湯 50ml
~桜の塩漬けゼリー~
●桜の塩漬け 12個(3本×4人分)
●水(B) 200ml
●グラニュー糖(B) 30g
●アガー 5g
<下準備>
①杏仁霜とグラニュー糖(A)を混ぜ合わせておきます。
②粉ゼラチンは熱湯に投入してよく溶かしておきます。
③桜の塩漬けは水でよくすすいで塩を落としてからキッチンペーパーで水気を切っておきます。
④グラニュー糖(B)とアガーはよく混ぜておきます。
<作り方>
1.はじめに『やわらか杏仁豆腐』を作ります。
小鍋に下準備①を投入し、水と牛乳を注ぎ入れてよく混ぜ合わせ、中火で沸騰直前まで温めます。
2.1に下準備②を注ぎ入れてよく混ぜてから粗熱を取ってグラスに注ぎ入れて2時間ほど冷蔵庫で冷やし固めます。
3.次に『桜の塩漬けゼリー』を作ります。
下準備④を小鍋に投入し、水(B)を加えて中火にかけて1分ほど沸騰させてから火を止めて粗熱を取ります。
4.2を取り出して下準備③の桜の塩漬けを彩り良く配置します。
5.4の上から3を等分に流し入れて再び冷蔵庫で2時間ほど冷やし固めます。
<ポイント>
(※1)絶妙なバランスの甘さと塩気になっております。合わせるドリンクは緑茶でも良いですが意外にも梅昆布茶などが合いそうです。
工程は少し長いですが、作ってみると本当に簡単です。
春ならではのデザートですよね。
それでも、今年は気温が低かったので、例年であれば毎年4月3日には完全に散ってしまうはずの桜がよくこの日取りまで持ったなぁ~と思います。
名古屋の春がここまで寒いのは極めて珍しいケースです。
でも、今年の春はなんだか私の地元関東の春の在り方に似ていて、なんとなく、今年は本当に良い年になりそうだなという予感が致します。
本当に時の流れの中で自然にお料理教室を開設したのですが、折しも令和元年からのスタートとなったので令和の年数そのものが私のお料理教室の年数になっていきます。
それもスッキリして気持ちが良いものです。
まだ慣れぬ令和の年号ですが、お料理教室の年数を数えていくうちに一番愛着がある年号になっていくのかもしれません。
昭和、平成、令和と、3つの年号をまたいで生きてしまった・・・
歳を取るわけですよね。
今年は久々にスポーツにも励みたいと思います。
今年の春は本当に思い出深い春・・・