皆様、おはようございます。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
春なのに連日まだまだ気温が低いですよね。
買い物に行ってもダウンコートを着ている人がけっこう多いです。
春になってアウトドアキャンプに出掛けて行く人も多いことでしょうね。
それこそ、山間部の山あいでは日中の気温と朝晩の気温の差が激しくてビックリすることもあるものです。
私自身も真夏に岐阜県の山あいでキャンプをした時に朝3時~5時くらいの恐ろしいほどの寒さに驚きを隠せませんでした。
あんな思いはもうしたくないですね・・・(笑)
そこで、本日はアウトドアキャンパーの間で定番メニューにもなっている東北名物の芋煮のレシピをご紹介したいと思います。
基本的にはこの『芋煮』と飯ごう炊飯で炊いた白米があれば充分!
でも、やっぱり食後にはデザートが欲しいですよね?
せっかく東北名物『芋煮』を食べた後のデザートなのですから、デザートも東北に合わせたイメージのものを用意すると東北旅行気分がさらに盛り上がるというものです。
そこで私がセッティングしたデザートが『甘酒の白玉だんご』。
きな粉をかけていただくところが素朴な東北っぽいですよね。
皆さんもこの所の連日の寒さをこんな定食メニューで楽しんでみてはいかがでしょうか。
東北気分♪
★芋煮
★甘酒の白玉だんご
芋煮のレシピ
<材料4~5人分>※8号土鍋1台分
●牛バラ肉 170g
●里芋 14個
●しめじ 1房
●長ねぎ 1本
●大根 1/10本(出汁として使用)
●水 1200ml
●しょうゆ 大さじ3
●みりん 大さじ3
(※甘めの味付けが苦手な場合は大さじ2)
●酒 大さじ3
●塩 小さじ1/2
<下準備>
①牛バラ肉は5㎝幅にカットします。
②里芋はよく洗ってから皮をむきます。
③しめじは石づきをカットして小房にばらしておきます。
④長ねぎは斜め切りにします。
⑤大根は皮をむいていちょう切りにします。
<作り方>
1.土鍋に水を塩を入れ、よく混ぜ合わせたら下準備②の里芋を投入して中強火で沸騰させていきます。
2.1が沸騰したらアクを取り除き、下準備①の牛バラ肉をほぐしながら投入して煮込み、アクを取ります。
3.しょうゆ、みりん、酒、下準備⑤の大根を投入します。
4.続いて、下準備③のしめじ、下準備④の長ねぎを投入します。
5.20~30分ほど中火で煮込んで野菜の水分が出てきたら、最後に味見をして煮汁の濃度を水適量(分量外)を加えることで調整して下さい。
6.器によそっていただきます。
<ポイント>
(※1)東北の方の話では、芋煮には『こんにゃく』を入れることが多いそうです。皆さんもお好みでこんにゃくを加えてみて下さい。
甘酒の白玉だんご
<材料4~5人分(16個)>
●白玉粉 150g
●甘酒原液 大さじ4
●水 90ml
●きな粉 適量
<作り方>
1.ボールに白玉粉を入れ、水と甘酒原液を混ぜ合わせたものを少しずつ加えながらヘラで練っていきます。
2.全体がまとまってきたら手で捏ねます。
3.2の生地を16等分くらいにして団子状にして沸騰した湯の中で茹で上げます。
4.白玉だんごが自然に湯の中で浮き上がってきたらすくい取って冷水にさらしてぬめりを取ります。
5.器に甘酒の白玉だんごを盛り付け、きな粉をかけていただきます。
<ポイント>
(※1)このレシピでは甘酒の白玉だんごじたいに甘味がありますからトッピングのきな粉に加糖する必要はありません。
春になってもまだ寒い日がありますから、そんな日は東北メニューを加えると身体がよく温まります。
ご家庭においても、甘酒の白玉だんごのようなヘルシーデザートは普段使いとしても食べたくなる和スイーツだと思います。
そして、東北名物『芋煮』は、アウトドアキャンパーの間でも評判のレシピです。
また、近年においては自然災害も多いですから、このような炊き出しメニューのレシピを知っておくといざという時に重宝します。
皆さんもぜひ覚えておいて下さいね。