皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
さて、昨日のブログ記事にアップした『料亭の鯛めし』のレシピに引き続きまして本日も和風おもてなしレシピで参りましょう。
その『料亭の鯛めし』のサイドメニューにもなりそうな気が利く和風総菜。
ほうれん草の『松花堂弁当』風おひたしのレシピのご紹介です。
冒頭写真のような和風総菜が松花堂弁当の中に入っていると本当においしいんですよね。
こちらのレシピもわたくしの数多くのレシピの中で継続的にヒットを飛ばしているものです。
でも、ここは新規リニューアルブログに付加価値を付けなければ・・・(笑)
今日は、このレシピを考えた経緯をお話ししますね。
実はこのレシピを考えたきっかけは息子の中学校のPTA活動だったんです。
PTA活動で某スポーツ大会の応援に行った時に役員の皆さんにお弁当が配られたんですが、そのお弁当の片隅に私がどうしても納得のいかない姿をしたお総菜が・・・(笑)
中学校のPTAのお母さんたちには内緒で料理ブログを運営している私なんですが、日頃から料理の味にうるさい私はその納得のいかないお総菜を見てこう思ったんですよ。
『そうじゃないでしょ!?』と・・・
どうにもこうにも頭に来ちゃって・・・(笑)
そうして、私がそのお総菜に対して『ダメ出し』をしながら作ったのがこのレシピなんです。
PTA活動のお弁当にダメ出しをする私って最低ですかね?
はい・・・
それではレシピのご紹介です♪
ほうれん草の
『松花堂弁当』風おひたし
<材料 小鉢4人分>
●ほうれん草 1束(200g程度)
●にんじん 1/3本
●油あげ 半2枚
●だし 150ml
●しょうゆ 大さじ1
●みりん 大さじ2
●酒 大さじ1/2
<下準備>
①ほうれん草は水でよく洗って汚れを落としてから薄い塩水(分量外)を沸騰させて軽く湯がき、すぐに冷水につけて手で絞り、6㎝幅程度にカットしておきます。
②にんじんは皮をむいてスライサーでせん切りにしておきます。
③油あげは熱湯で表面の油を落としてから半分にカットしてせん切りにします。
<作り方>
1.鍋にだし、しょうゆ、みりん、酒を入れて中火にかけて沸騰させます。
2.下準備②③のにんじんと油あげを投入し、2~3分煮込みます。
3.2の鍋の火を止めてから下準備①のほうれん草を加えて全体を和えて別皿に移し、途中で時折煮汁をからめるようにして全体を混ぜながら冷まします。
4.小鉢によそっていただきます。(冷めてからの方がおいしくいただけます。)
<ポイント>
(※1)甘味が足りないと感じる場合は、少しだけ砂糖を加えて下さい。
(具体例 : 小さじ1/4~小さじ1/2までで調整して下さい。)
本当に上品でおいしいレシピですからぜひ作ってみて下さいね。
ほうれん草をたっぷり食べると鉄分も多く摂取出来ます。
前述の話の続きになりますけども、私は高級ホテルの日本料理店のお弁当なども頻繁に食べる機会があって、どうしてもそれらのお弁当に入っているお総菜とPTA活動で出てくるお弁当を天秤にかけてしまって・・・(笑)
申し訳ないとは思いましたけども、こうしてレシピでダメ出しをさせて頂きました。
しかしながら、そのおかげで多くの皆さんに喜んでいただけるレシピになりました。
春先の行楽弁当にもピッタリです。
上品なお味に仕上がりますから、年配の方々へのおもてなしとしても喜ばれます。
お嫁さんであれば、義父・義母さんに出してあげて下さいね。
このように人と人との縁をつなぐお総菜でもあると思います。
さすが、PTA活動弁当!(笑)
PTAもまた人と人とのつながりですよね。
役員やって良かったです