皆様、こんにちは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
今日は漬けて焼くだけで簡単にちょっとワイルドなおもてなしが出来るレシピをご紹介したいと思います。
このレシピは特にお料理男子くんの皆さんにお薦めしたいレシピです。
男性が女性におもてなし料理を食べさせてあげたいと思う時、たぶん、パスタだけとか、お肉を焼いただけで焼肉のタレをかけて・・・とかって・・・その~・・・レパートリーが限られていてけっこうショボい・・・(笑)
例えば、同じ豚肩ロース肉ブロックを焼くだけのお料理でもイタリア風、フランス風、アメリカ風、中華風と味付けはいろいろ。
そんな味付けに必ず登場するのがスパイスやメディカルハーブ。
そういったものを上手に使用してフレーバーを何種類にも変えることが可能なんです。
今日はそんなレシピたちの1つをご紹介します。
今日ご紹介するレシピでは乾燥ローズマリーを使用するんですが、ローズマリーというのはとても香りが強いメディカルハーブです。
それだけに使い過ぎるとお料理が台無しにもなりかねないという要注意メディカルハーブでもあるんです。
ローズマリーを上手に使う方法はあくまで少量使用を貫くこと。
フレッシュハーブでも乾燥スパイスでも同じです。
しかしながら、ローズマリーの抗菌効果を上手に使えば臭みのある豚肉が驚くほど香り高くおいしく仕上がります。
お肉の臭み消し効果は天下一品です。
今日ご紹介するレシピは、そのローズマリーを漬け置き液に加えるだけでその効果を発揮してくれるという簡単でうれしいレシピです。
豚肩ロースの
バルサミコ酢グリル焼き
~ローズマリー風味~
<材料3~4人分>
●豚肩ロース肉ブロック 320g程度
●にんにくスライス 4枚
●塩 強めにふる
●黒こしょう 少々
●バルサミコ酢 大さじ2
●はちみつ 大さじ2
●エクストラバージンオイル 大さじ1/2
●乾燥ローズマリー 小さじ1/2強
●ジップロック 1袋
<下準備>
①豚肩ロース肉ブロック全体にまんべんなく塩、黒こしょうして10分置いてからジップロックに入れ、バルサミコ酢、はちみつ、エクストラバージンオイル、にんにくスライス、乾燥ローズマリーも投入して外側から手で揉み込んでから空気を抜いてチャックを閉じて冷蔵庫で1日漬け置きして下味を漬けておきます。
<作り方>
1.下準備①の豚肩ロース肉ブロックを冷蔵庫から出して調理の前までに常温近くまで戻しておきます。
2.オーブンを250度に予熱します。その間にお肉と漬け汁を分けておきます。
3.オーブングリルの網の上に1の豚肩ロース肉ブロックを乗せ、上面10分、下面5分でグリル焼きします。焼けたらオーブンを閉じたまま予熱で中心部分まで火を通します。肉汁が垂れなくなったらお皿に取り出します。
4.ソースを作ります。
2の漬け汁を小鍋に入れ、中火にかけて沸騰させて3分程度煮詰めたら火を止めて冷まします。
5.食べる時は3を薄くスライスして、4のソースをかけていただきます。
<ポイント>
(※1)お肉の焼き色は目で見てしっかりチェックして焦がさないようにして下さい。焼いている途中で焦げ目が強く出そうな場合はアルミホイルをかぶせて焼くと良いです。
私が冒頭に『お料理男子くんたちに特にお薦めしたいレシピ』だと言った理由は
①簡単であること
②ローズマリーを上手に使うお肉料理レシピを知っているお料理男子はあまり居ないこと
③見た目が男性らしさを失わないワイルドスタイルなので女性ウケが良い
の3つが挙げられます。
特に③ですが、『俺は草食系男子じゃないぞ!』というかすかな自己主張にもなっていて(!?笑)、女性だったらこんなお料理を男性に出されたらけっこう感動しますよ!
ローズマリー、実はスパイス&メディカルハーブ的には穴場なんですよね。
上手に使える人は本当に少ないです。
お料理以外の話をすると、私はフレッシュローズマリーをお風呂の湯舟に浮かべてローズマリー風呂を楽しんだりもするんですが、お肌がしっとりする効果があって抗菌効果もあるので肌荒れにも効くんです。
そして、ローズマリーの香りのリラックス効果が疲れた脳と身体をスッキリとリフレッシュしてくれます。
こんな話も女性にしてあげると『●●君っていろいろよく知ってるんだね』って言ってもらえることでしょう。
メディカルハーブネタで女性の心を引き付けるのも1つの正攻法!
皆さんもぜひこんな恋愛テクニックも使ってみて下さい。
簡単なレシピですのでぜひ覚えておいて下さいね