皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
最近、やたらにマッシュルームに目が行くわたくし・・・
実は、小学生・中学生くらいの時期はマッシュルームが大っ嫌いでした。(笑)
人間の味覚というのは年齢とともに変わっていくものですよね。
秋になるときのこ系のスープが自然と欲しくなります。
マッシュルームはきのこ類の中でもエリンギと同様に味がとても淡泊。
それでも何故か旨味というものはしっかりとあるんですね。
その旨味はこのようにポタージュスープにしてみるとわかるのかもしれません。
特に疲れた日の朝に効くポタージュスープです。
胃にやさしく、穏やかに身体の中に入っていきます。
かしこまった席だけでなく、カジュアルシーンでも大いに活躍してくれるレシピです。
マッシュルームのポタージュスープ
<材料4人分>
●マッシュルーム 200g
●じゃがいも 1個
●玉ねぎ 1/2個
●バター 10g
●白ワイン 大さじ1
●固形コンソメ 1個
●水 200ml
●牛乳 200ml
~仕上げ~
●生クリーム 適量
●パセリのみじん切り 適量
<下準備>
①マッシュルームは必ず調理の直前に使用します。汚れを取り除き、石づきを切り落として薄くスライスします。
②じゃがいもはよく洗って皮をむき、細かいサイコロ状にカットします。
③玉ねぎは皮をむいて薄くスライスします。
<作り方>
1.フライパンを中火で熱し、バターを溶かして下準備③の玉ねぎを茶色くなるまで炒めます。
2.1に下準備①のマッシュルームを加えてよく炒め、白ワインを回しかけて全体を混ぜたら火を止め、鍋に投入します。
3.2の鍋に水、固形コンソメ、下準備②のじゃがいもを加えて中火で10分ほど煮込んだらブレンダーで攪拌してピュレ状にします。(粗熱を取ってからミキサーにかけてもOKです。)
4.3に牛乳を加えて沸騰したら火を止め、器によそり、生クリームを回しかけてパセリのみじん切りを散らします。
<ポイント>
(※1)マッシュルームは必ず購入した当日に調理をしましょう。翌日になると確実に中心部分が過剰に黒ずんできます。
(※2)パセリのみじん切りのほか、万能ねぎやチャイブの輪切りを乗せても良いです。
意外にも我が家では息子が大好きなポタージュスープなんです。
『このスープ、それなりにけっこう旨いよ。』とわかったような口をききますからね。(笑)
子どもたちにとっても疲れた日には身体に効いているのがわかるみたいなんですよね。
身体にジーンと沁み入るような優しいスープです。
正直な話、マッシュルームをあえてポタージュにする人も少ないと思うのですが(笑)、昨日ご紹介したトマトとバジルのグリッシーニ同様、ワインに合わせるような食卓においてはお奨めのレシピなんです。
他のどのポタージュスープよりもワインに合うのはこのマッシュルームのポタージュスープだと私自身は思っています。
家族中が息子の受験の心配や緊張でカリカリしているからちょうどいい・・・(笑)
良い意味で我が家にとっても精神安定剤になりそうです。
皆さんもぜひ作ってみて下さい。