皆様、こんばんは。

 

料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。

 

本日は、昨日ご紹介した作り置きのデミグラスソースを使用してロシア料理ビーフストロガノフを作っていきます。

 

代表的なロシア料理として知られているビーフストロガノフは、基本的には牛肉を使用して作りますが、実は本場ロシアでは各家庭によって鶏肉や豚肉で作るケースもあります。

 

16世紀初頭にウラル地方の貴族ストロガノフ家の家伝の1品であったとされています。

 

諸説諸々ある中で、アレクサンドル・グリゴリエヴィッチ・ストロガノフ(1795~1891)が開催していた『開かれた食事会』のためにコックが作ったものだという説が今のところ一番信ぴょう性が高いものとされています。

 

コックが考案した当初、この料理に名前は無かったものの、アレクサンドル・グリゴリエヴェッチが亡くなった後、この料理をとても気に入っていた彼を偲んでこの料理に『ストロガノフ』という名前を付けたのだそうです。

 

この料理は、20世紀初頭、ソ連の時代に一般に広く普及していきました。

 

では、私たちも当時のストロガノフ家を偲んで、ビーフストロガノフを食べて舌鼓を打つことに致しましょう。パー照れ

 

 

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ビーフストロガノフ

 

 

 

<材料2人分>

 

●温かいごはん 茶碗2杯分

●パセリのみじん切り 大さじ1杯分程度

●バター(A) 5g

~ソース~

●作り置きデミグラスソース お玉3杯分

(※下準備欄を参照のこと。)

●牛薄切り肉 200g

●塩 少々

●黒こしょう 少々

●薄力粉 大さじ1/2

●バター(B) 10g

~付け合わせ~

●クレソン 適量

●サワークリーム 大さじ1×2人分

 

<下準備>

 

①作り置きデミグラスソースは、下記のリンクのレシピ記事の通りに作って下さい。

     下矢印下矢印(クリック!)

【作り置き】デミグラスソース 料理にかけるだけの状態にするための調理法

 

 

<作り方>

 

1.はじめにソースを作ります。

牛薄切り肉は5㎜幅程度にカットしてよくほぐし、塩、黒こしょうしてから薄力粉をまぶしておきます。

 

2.フライパンを中火で熱し、バター(B)を溶かし入れて1を炒めてから、作り置きデミグラスソースを加えて全体によくからめたら火を止めます。

 

3.次にバターライスを作ります。

温かいごはんをボールに入れてバター(A)を投入し、ヘラで混ぜながら溶かし、パセリのみじん切りを加えてよく混ぜます。

 

4.お皿に3のパセリのバターライスを盛り付けて、2のソースをかけ、クレソンを添えて、仕上げにソースの上にサワークリームを乗せます。

 

<ポイント>

 

(※1)パセリのバターライスの部位は、ロシアにおいてはサフランライスのこともありますし、マッシュポテトの場合もあります。主食については各家庭、各お店、様々なようです。

 

 

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私が『ビーフストロガノフ』というお料理に出会ったのは10代の頃でしたが、あまりのおいしさにとても感動したことを今でも覚えています。

 

ストロガノフ家は、16世紀から20世紀の帝政ロシアにおいて、大商人、実業家、大地主、大物政治家を輩出するというものすごい勢いのあったご一家だったのだそうです。

 

1515年、製塩所を開いたところ、巨大産業に成長していきました。

 

その後、農業、漁業、鉱石採掘などの事業を拡大していったのだそうです。

 

また、ストロガノフ家は、ロシア国内にいくつかの聖堂や教会を建立しています。

 

そんな貴族ストロガノフ家の歴史の中で生まれたお料理『ビーフストロガノフ』。

 

皆さんもぜひ味わってみて下さい。
 

 

 

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