皆様、こんにちは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
わたくし、今日は朝から町内会の活動で秋祭りの役員をやっておりました。
こういう場面はけっこう力仕事も多いので意外と疲労が大きかったりします。
名古屋ってところは本当にご老人パワーがスゴイんです!
本当によく動いて下さるし、足腰が強い方々が多いから見ているとビックリするんです。
地域の活動って確かにやる前は面倒くさいんですけども(笑)、やったらやったで学ぶことも多いんですよね。
町内会の倉庫から学校の運動会で使うようなテントを出して設営するとか、やっぱり、3~4人一緒にやらないとそのテントを広げたり、しまったりできない・・・
そして、お土産品をすべて袋詰めして準備したりするのをみんなでやって、そうこうやっているうちに、なんとなく、みんながその場だけでも打ち解けていくもの。
人間の活動って仕事だけじゃないですから、子育てやら地域の活動やら、適度に関わっていくことも大切ですね。
今日は、町内会でもらったお弁当をいただいて『このお弁当に肉団子の甘酢あんかけが入っていればいいなぁ~・・・』と思ったので(笑)、レシピを書いておくことにします。
肉団子の甘酢あんかけ
<材料20個分>
●豚ひき肉 300g
●長ねぎ 1/5本
●にんにく 1かけ
●しょうが 1かけ
●卵 1個(Sサイズ)
●塩 小さじ1/2弱
●こしょう 少々
●酒 大さじ1
~甘酢あん~
●酢 大さじ1
●しょうゆ 大さじ1
●みりん 大さじ1
●酒 大さじ1
●砂糖 大さじ2
●ケチャップ 大さじ3と1/2
●とんかつソース 大さじ1
●熱湯 100ml
●鶏がらスープの素 小さじ1/2
~水溶き片栗粉~
●片栗粉 大さじ1
●水 大さじ1
<下準備>
①長ねぎは、みじん切りにします。
②にんにくとしょうがは、皮をむいてみじん切りにします。
③水溶き片栗粉の材料(片栗粉と水)は、あらかじめよく混ぜ合わせておきます。
④オーブンの天板にオーブンシートを敷いておきます。
<作り方>
1.はじめに甘酢あんを作ります。
耐熱性ガラスボールに熱湯を入れ、砂糖と鶏がらスープの素を投入してよく溶かします。
2.1に酢、しょうゆ、みりん、酒、ケチャップ、とんかつソースを加えてよく混ぜて700Wの電子レンジで3分加熱して沸騰させます。
3.2をいったん取り出して下準備③の水溶き片栗粉を少しづつ加えながら泡だて器でよく混ぜたら再び700Wの電子レンジで30秒加熱してとろみを付けて仕上げます。
4.次に肉団子を作ります。
ボールに豚ひき肉、下準備①②の長ねぎ、にんにく、しょうがのみじん切り、卵、塩、こしょう、酒を投入してヘラで捏ねるようにしてよく混ぜます。弾力が出てきたら大さじ1のスプーンで1杯づつすくって丸く形成し、下準備④のオーブンの天板に乗せていきます。
5.あらかじめ予熱した250度のオーブンで17~20分焼きます。
6.3の甘酢あんに5の肉団子を投入してよく混ぜて全体に甘酢を和えたら出来上がりです。
<ポイント>
(※1)甘酢あんのレシピは、少々、分量多めにしてあります。
お好みで電子レンジで加熱した玉ねぎ、椎茸、にんじん、ピーマンなど(分量外)を加えて一緒に和えることでかさましが可能になります。
または、2回分に分けて残りの半分だけ冷凍保存しておいても良いでしょう。
(※2)『肉団子もレンチンで加熱すればいいんじゃないですか?』と思われるかもしれませんが、それはお薦めしません。その理由は、レンチンで加熱すると肉団子の表面が柔らか過ぎて甘酢あんの中で和える時にこすれ合って表面に肉片が大量に甘酢あんの中に落ちてしまうからです。このことを考慮して『焼き(グリル)』の工程が必要になるのです。
このような工程であれば、揚げ物を避けてラクに調理して仕上げることが出来ます。
もちろん、肉団子は油で揚げた方がフワッとした食感に仕上がりますが、忙しい昨今、今日ご紹介したレシピにように時短調理で仕上げても良いのではないでしょうか?
時間に余裕があって『今日は本格中華を家族に食べさせてあげたい』と思う時だけ、油で揚げる調理をして頂ければ良いと思います。
ポイントでも関連事項を書きましたが、肉団子をレンチンで仕上げるとお肉が固くなる傾向がありますから、グリルの方が無理な圧力がかからず、揚げる調理に近い食感になると思います。
皆さんもぜひ作ってみて下さい。