でもこの、つっちゃん（あっちゃん命名）にはもうわたし的には愛着があって。
もうひと月以上前から、うちのベランダにおしゃれな秋色（茶色な）バッタが居る。
最初はプランターの植物に水やってたら、ぴょこんと水を避けるように柵にしがみついたのを見つけた。
『うわ、風に乗って来ちゃったのかな。早くまた風に乗ってどっか飛んでけ』と思ってた。
でも、次の日、次の日、何日か見掛けなくてまた次の週、と、どっか飛んで（飛ばされて）行ったかなー？と思うんだけど、『お、まだ居た』ってなるのを繰り返した。
別のプランターに移動？してたり、柵の高いところで強い風にグラグラ揺れてたり、水道のホースのそばにひょっこり居たりしたときもあった。
バッタは虫だし、もちろん好きじゃない。
だけど、風が強い日が続いても、寒い日があっても、ひと月以上もうちのベランダにぴょこんと居る姿を見続けてたらいい加減、虫嫌いでもちょっと愛着も湧く。
ずっと『きのう風強かったけどあいつ、大丈夫だったかな？ このままあのプランターで冬眠するのかな？ バッタって冬眠できるのかな？ 本格的に寒くなったら死んじゃうのかな。いつまでもつんだろう。エサは食べられてるのかな…』そんな感じに心の片隅に居続けてる感じだった。
思わず調べてみてわかった。
あいつたぶんツチイナゴって種類のバッタで、日本で唯一越冬するバッタらしい。
越冬できるのかー。今年変な気候だからなんだか生き残っちゃって、寒くて動けないのに死ねもしなくて苦しんでるんならかわいそうだと思ってたけど、越冬する種類ならよかった。…と思ってたら、別に寒さに強いってほど強いわけでもなくて、あんまり寒ければ死ぬらしい。
…もう！ なんなの！？ その、半端な生態！ 心配になるじゃん！ なんでそんな過酷な生き方選ぶの！？ 普通に卵で楽に越冬すればいいじゃない！！ なんで寒さに強くもないのに成虫で越冬しようとしてんのもう！ だから嫌いなんだよ虫！！ そういう健気っていうか、馬鹿っていうか、そういうところ含め！
この秋冬はなんか、間違えたら涙腺が壊れそうな微妙なところに訴えてくる感じのこういうのが続く。
ネットフリックスの悪魔くん。
進撃の完結からの悪魔くんで、まず梶ボイスにやられ、第一話の終わりの初代悪魔くん登場と同時に初代悪魔くんのときの曲（大好きだった）をうまく使われているのを観て、１人で観てたのに「かっけえ！！」って叫んだ。
あれも泣きはしなかったけど、予想外なときに涙腺に一撃くらった気がした。
そして、ゲ謎。
あっちゃんに「怖いの嫌いだから観たくないでしょ？ おかあさんは観たいから観てくるよ。12歳以下はおすすめしないマーク付いてるけど、もし興味あるなら一緒に行く？」と聞くと予想外に「行く。鬼太郎なら興味ある」。
…まあ、怖いところで顔背けたりしてたからたしなめつつ、あれにもやられた。
親父、強えし、かっこいい。しかもあの泣き上戸（ヘタレ？）にあの嫁思いぶり（ヘタレ寄り）。子ども思いぶり。
ちゃんと原作と繋がれる終わり。
泣きまではしないまでも、涙腺に数撃くらった。
精神的に弱ってんだろう。
ぞわっとなる鳥肌と涙腺は近いところに存在する気がするんだけど、感動とかの領域？ その辺の防御力が最近、ない。
その辺の感覚が過剰。
特に言ってなかったけど、もちろん、進撃には完全にやられた。
エレンのひどいヘタレぶり。
最高だった。
ゲスミンも素晴らしかった。
こちらこそ10年以上引きずりそう。
そんな感じで、ヲタ活が充実し過ぎて困る。
もうとうぶん進撃だけを噛み締めようと思ってたのに、あまりにも世界観が違う水木しげるの生誕100周年関連が、ぐいぐい入り込んで来て…、
もう、おなかいっぱい。
追記
長いタイトルで見逃してたけど、悪夢くんって誰だw
