「不登校」「親子関係」の改善サポートで親子関係を整え、
自分らしく生きるママパパで日本をいっぱいにする「ごきげん子育て」の専門家。
【とよだ先生】と申します。
「誰もが周囲の目を気にせず、自分らしく生きる社会をつくる」
をミッションに、
親子ともに充実した人生を送ることのできる、
笑顔あふれるご家庭づくりのお手伝いをしています。
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令和6年9月7日(土)
vol.0159【不可解な内申点に振り回されないで!!まずはお子さんの心の回復を。】
全国で、
不登校のお子さんに何とか内申点を
取らせてあげようという取り組みがあります。
学校と交渉したり、
さすがは元教員の先生です。
進学ってことだけを考えると、
学校のことをやらなきゃダメです。
テストが100点なら通知表は「5」で
いいのではないかと思うのですが、
内申点は別のがんばりも必要で、
毎日出席したり、というのが必要なんです。
このように
内申点の仕組み自体が狂っているので、
それに合わさざるを得ないという事情があります。
教師は内申点をつける権利を手放したくない
というのが本音だと思います。
内申点が関係なくなれば、
面白くない授業をする教師、
意味のない課題を出す教師、
の言うことは誰も聞かなくなります。
先生っていう立場ではなく、
1人の教育者としての能力が問われてしまう。
だから、手放せないんですよね。
話がそれました。
どうもこの手の話になると熱くなってしまいます(笑)
不登校になったことで、
ただでさえ、社会のレールから外れたような、
独りで取り残されたような感覚があるのに、
内申点がないと、公立高校にはいけない
という現実が重くのしかかり、
不登校の子たちの恐怖心はさらに増します。
そんな状況で、良かれと思って
「このままじゃ、内申点が取れなくて公立高校へ行けないよ!!」
と言ってしまうと、
追い込まれているご本人は、
「人生終わった…」くらいに重く受け止めてしまいます。
内申点って、
そこまでして固執するものではありません。
学校に無理やり行って、
何とか通知表の「3」をもらうことでは、
行ける公立学校はほとんど選べないからです。
無理にがんばることで、心が回復しないまま、
結局高校も行けないということになりかねません。
ですから、
私は「そこまでして内申点にこだわるメリットはない。」
と考えています。
この記事にあるようなフリースクールに行けるくらいの
ある程度元気な子は大丈夫なのですが、
行けない、そもそも外に出るのが怖い、
というお子さんは、
心が健康になって、元気に毎日が送れること
の方が大切です。
一度全てを切り離して、
心の回復を優先させてくださいね。