勉強が苦手な中学生専門のプロ教師。

 

「不登校」「親子関係」の改善サポートで家族を整え、

苦手に寄り添う「学習指導」でお子さんを未来へ導く、

 

「ごきげん子育て」の専門家

【とよだ先生】と申します。

 

「誰もが周囲の目を気にせず、自分らしく生きる社会をつくる」

をミッションに、

 

親子ともに充実した人生を送ることのできる、

笑顔あふれるご家庭づくりのお手伝いをしています。

 

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令和6年6月27日(木)

vol.0087【「オール1」でも大丈夫って思えているか?】

 

「オール1」の通知表は子ども(親?)が

ショックを受けるから、

 

斜線にして、分からないようにしている。

というニュースがありました。

 

斜線をつけて、分からないようにするという話でした。

 

また、

 

とある場所では、通知表から出席日数を書く欄をなくす。

という話も聞きました。

 

いずれも表面的なしょーもない対応だなぁ

と思いながら記事を読んでいました。

 

 

高校受験で出席日数が大切だから無理にでも出席する

 

出席日数のために、

お腹が痛いのに、頭が痛いのにがんばって行く。

 

なんとか保健室にたどり着いて、ただ寝ているだけ。

ということをやっている子もいます。

 

出席日数なんて本質的には何の価値もないのに、

受験で困るからという理由でがんばってしまう。

 

「毎日学校に行けている人です」

とアピールしないと進学できない?

 

そんなことないのに…

 

 

そもそも、

 

不登校=悪

学校での点数が悪い=悪

 

という観念(思い込み)を手放せていない時点で、

本当の意味での苦しさからは逃れられません。

 

他人(自分が関わっている他人)からの評価、

世間(自分が見ている世間です)からの評価、

 

を軸に生きているということを決めてしまっているからです。

 

 

 

 

「1」がついている通知表にショックを受けるという時点で、

他人と比べて、世間の評価を気にしているわけで、

 

「今の自分ではダメなんだ」

というジャッジを下してしまっているということです。

 

 

学校に行けているかどうか?

学校に馴染めているかどうか?

先生に評価されているかどうか?

 

なんて、人生の幸福度には全く関係ありません。

成績なんて、学校というシステムの中で評価された数字にすぎません。

 

これまでの人生で、

 

親もずっと比べられる環境で育ってきました。

 

「成績がいい方がいい」

「優秀なでないといけない」

「負けてはいけない」

「しんどくても我慢しなければならない」

 

教師に評価されないといけない。

集団生活の中ではみ出てはいけない。

 

そうしないと、困ってしまう。

という思いこみ(観念)。

 

本当ですか?

それを守ってきて、本当に幸せになりましたか?

 

 

もちろん、

自由奔放に生きていればいいと言いたいわけではありません。

 

挨拶をする、

時間を守る、

その場のルールに従う、

 

ということは、社会生活を営んでいくには必要なことです。

 

けれども、

身体が拒絶しているのに、心が叫びを上げているのに、

がんばることではないと思っています。

 

心の栄養が十分な状態になっていないのに、

社会的な正しさを求めてしまうと、

 

どんどんしんどくなるだけです。

 

 

今、心がしんどいお子さん、

身体に症状が出てしまっているお子さん、

 

とにかく心を休めてください。

人生は長いです。

 

元気を取り戻したら、

大逆転のシナリオをゆっくり描きましょうね。