勉強が苦手な中学生専門のプロ教師。
「不登校」「親子関係」の改善サポートで家族を整え、
苦手に寄り添う「学習指導」でお子さんを未来へ導く、
「ごきげん子育て」の専門家
【とよだ先生】と申します。
「誰もが周囲の目を気にせず、自分らしく生きる社会をつくる」
をミッションに、
親子ともに充実した人生を送ることのできる、
笑顔あふれるご家庭づくりのお手伝いをしています。
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令和6年6月16日(日)
vol.0076【塾の裏側の話(集団指導編)】
各地域にいろいろな塾があります。
教育熱心な地域だと、駅前は塾の看板だらけですね。
形態も
・集団(一斉)指導
・個別指導
・家庭教師
などさまざまです。
集団指導(一斉指導って言ったりもします)の塾は、
基本的には、
トップ校に進めるできる子に来てほしいと思っています。
地域のトップ校に進学するお子さんの人数が、
翌年の募集に大きな影響を及ぼすからです。
私も大手で管理職をしていたので、
よくわかるのですが、
校舎を管理する責任者にとっては、
「トップ校に何人通すか?」というのは、
「生徒数を増やす」のと同じくらい重要視されます。
そのため、本来あってはならないのですが、
「ちょっと厳しい生徒にも無理して受けさせる」
ということが横行している塾もあります。
私は断固拒否していましたが(笑)
ですから、
基本的にはできる子にしか興味がありません。
教室長によっては、できない子に対して、
「いかに辞めさせないか?」だけを考えていたりします。
実際のところ、能力が高い子でないと、
トップ校へ入れるのは難しいからです。
限られたマンパワーの中でやっていかないといけませんから、
「トップ校に行けそうな子」に労力をかけざるを得ません。
このような背景があるとはいえ、
大手学習塾の集団指導は比較的、ハズレが少ないです。
先生も生徒アンケートなどで、厳しい評価にさらされており、
緊張感を持って指導にあたっているケースが多いからです。
ただ、
同じ月謝を払っている同じ看板の塾でも、
担当の教師によって変わってしまうのも事実で、
すごい(授業力、指導力の高い)先生にあたればラッキー、
そうでなければ残念という側面もあります。
当たりの先生かどうかは事前に見抜くことが難しく、
体験授業などでお子さんが判断するしかありません。
ある程度、地域の評判みたいなものもあると思いますので、
そういうのも参考にしてください。
あと、
気をつけていただきたいことがあります。
「人事異動で力のある先生が離れてしまうこともある」
ということです。
お子さんが中3生になると同時に、
「信頼していた先生が異動!!」というのもよくあります。
異動に関しては一般企業と同じですので、
お客さんの要望は聞き入れられず、会社の事情が優先されます。
生徒や保護者の衝撃を抑えるために、ギリギリまで発表しない。
という手法を取られるので、メンタルをやられないように注意が必要です。
塾で勤務していると、
年明けくらいから、
「先生、来年もいますか?」ってめちゃ聞かれます(笑)
生徒や保護者に公表されるのは、
早くて、新年度が始まる1ヶ月前くらいです。
また、
集団指導は基本的には自立している。
先生に質問できる。
という前提なので、
成績を上げることに消極的なお子さんはあまり向きません。
さらに、
「上のクラスに入れる」という条件付きですが、
・意識の高い仲間ができる
・自学自習では到達できないレベルまで教えてもらえる
というメリットも大きいです。
座席を成績順で決める塾もあるので、
競争が楽しんでやれる感じでないと、
しんどくなってしまう恐れがあるので注意してください。
説明を聞きに行って、授業を体験したら、
温度感や、厳しさなんかも分かります。
ぜひお子さんと一緒に足を運んでくださいね。



