「不登校」と「親子関係」改善のプロフェッショナル。
【とよだ先生】と申します。
「誰もが周囲の目を気にせず、自由に生きる社会をつくる」
をミッションに、
まずは、大人(親)が気づくことで、親子関係が激変し、
笑顔あふれるご家庭に変わっていくお手伝いをしています。
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令和6年5月14日(火)
vol.0043【どんな「ほめ方」が正解ですか?】
「ほめ方、叱り方が難しいです。」
ほめても、叱っても、
なかなか思った通り動いてくれないし…
なかなか心に響かなくて…
「一体、どうすればいいでしょうか…?」
これもよく聞かれる質問です。
「ほめ方、叱り方」に関する本もたくさん出ていますので、
悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そもそも、
テストで高得点を取るお子さんはほめるのは簡単です。
ほめるネタが目の前にはっきりとありますからね。
よくがんばっているね。
いつもいい点数を取っていてすごいね。
などなど、
かける言葉も見つけやすいです。
全く観察していなくても、ほめられます。
これはいわゆる【結果承認】というものです。
次に、
結果は出ていないけれど、
一生懸命がんばっているお子さん。
このタイプのお子さんも
比較的ほめてあげやすいですね。
きちんと宿題をしたり、
言われたことをやっていたり、
長時間机に座っていたり、
結果ではなく、行動をほめてあげる。
これは【行動承認】というものです。
【結果承認】よりはやりやすいでしょう。
ただ、
真面目さだけでほめられている子は、
結果に繋がらないこともあります。
正しい努力をしていないと、
結果には近づけないからです。
さらに、
この【行動承認】には注意が必要です。
結果につながるからほめるという点では、
【結果承認】と同じです。
「結果が出ている」
もしくは
「結果につながるからほめる」
という姿勢には、
「結果を出すことが正しい」
「結果を出さなければならない」
という前提があります。
もちろん、結果にこだわることは
悪いことではありません。
けれど、
「結果が出る」「勉強ができる」
というお子さんは、上位1割くらいです。
つまり、
最終的にほめられるのは、
「1割くらいのお子さんだけ」ということになります。
【結果承認】と【行動承認】でほめる
というのには自ずと限界がくるのです。


