「不登校」と「親子関係」改善のプロフェッショナル。

とよだ先生と申します。

 

「誰もが周囲の目を気にせず、自由に生きる社会をつくる」

をミッションに、

 

まずは、大人(親)が変わることで、親子関係が激変し、

笑顔あふれるご家庭に変わっていくお手伝いをしています。

 

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令和6年5月12日(日)

vol.0041【「うちの子、心配なんです…」という言葉の裏にあるもの】

 

今日はとあるコミュニティーで、

大阪の阪堺電車を貸切にする会に参加していました。

 

貸切にできるんですよね。

めちゃくちゃ楽しかったです。

 

 

いつも、私が教育関係者だというのが分かると、

たくさん質問をいただくのですが、

 

今日もいつも通り(笑)

 

小学生と中学生のお子さんを持つお母さんに、

「子どもたちに、どんな声かけをするのが効果的ですか?」

 

とご質問いただきました。

 

 

もちろん、声かけの内容も大切ですが、

 

それ以上に、

「心の奥底でどう思って接しているか?」

 

の方が大切です。

 

我が子に対して心の奥底では、

どういう評価をしているか?

 

というのを、

立ち止まって、観て、感じていただきたいのです。

 

どれだけ取り繕っても、親の本音は

言葉以外のところでも発せられますので、

 

上辺だけの言葉ではなく、

「本音で思っていること」

がメッセージとして伝わります。

 

昨日はお子さんの行動を見守る目として、

 

「エンジェル・アイ」

「イーグル・アイ」

 

という概念をお伝えしました。

 

昨日の記事はこちら

 

 

 

 

親の心構えによって、

エンジェル・アイが生まれる土壌なのか?

 

はたまた、

イーグル・アイが生まれる土壌なのか?

 

が決まってきます。

 

「ピグマリオン効果」と

「ゴーレム効果」というのがあります。

 

ピグマリオン効果については下記をご参照ください

 

 

 

ゴーレム効果はピグマリオン効果の反対です。

 

簡単にいうと、

子どもたちは

「接する大人が思い込んだ通りに育つ」

 

という考え方です。

 

あるお子さん(Aさん)は、幼少の頃から

 

可能性がある、

能力が高い、

すごい力がある、

人生を豊かにできる、

他人と比べなくても価値がある、

 

というスタンスで接してもらい、

 

 

逆にBさんは

 

可能性はイマイチ、

能力が低い、

あまり力がない、

人生が心配、

他人に勝たないと価値がない、

みんなに合わせないとダメ、

 

と言われて(思われて)育ちます。

 

この両者が明らかに違うことは

想像に難くありません。

 

ピグマリオン効果を実証した実験はイマイチなので、

その結果が科学的だとは思いませんが、

 

現実的に、現場で数多くの親子を見ていて、

親の働きかけによって、

 

「根拠のない思い込みが形成されている」

というのを感じます。

 

つまり、親の認識によって、

歴然とした差が生まれているということです。

 

子育ての目標というのは、

学力をつけるという狭い世界のものではなく、

 

自分で決めて、

自分で責任を負って、

自分は幸せだと感じて生きていく、

 

ということではないでしょうか。

 

 

そして、

 

最終的には、親の自己肯定感に行き着きます。

 

親が、お子さんではなく、

ご自身のことを、どう見ているのか?

 

というところが子育てに色濃く反映されます。

 

 

うちの子、本当にダメなんですよ…と言わないまでも、

 

「私、ダメなんですよ。」

「私、心配なんです。」

「私、不安なんです。」

「私、自信がないんです。」

「子育ても自身が持てなくって。」

 

思っていると、

 

我が子に対して「だけ」

違う見方をするのは簡単ではありません。

 

お子さんへの心的態度だけでなく、

ご自身への眼差しも優しくあってほしいなぁと

 

願っています。