塾に行っているけれど、

「成績が上がらなくて困っている中学生」の専門家。

 

「とよだ先生」と申します。

 

成績アップを通じて、生涯にわたって大切な

「楽しみながら、自分に勝つ力」を育み、

 

親御さんの人生も充実させるサポートで、

 

「笑顔の絶えないご家庭づくり」

のお手伝いをしています。

 

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令和6年4月23日(火)

vol.0022【それって本当に「落ちこぼれ」なの?】

 

昨日は、

「偏差値35」

 

にも色々な意味があることを

お伝えしました。

 

昨日のブログはこちら

vol.0021【「偏差値35からの大逆転」って本当なの!?】

 

 

 

 

偏差値と同様に、

「落ちこぼれ」が大逆転

という話にも注意が必要です。

 

こういう場合の落ちこぼれは、

本当の落ちこぼれではなく、

いわゆる「進学校」での落ちこぼれです。

 

高校受験の偏差値35の高校で落ちこぼれた子が、

東大に行く事例は見たことがありません。

 

書籍などに出てくる

「落ちこぼれだった」という物語は、

 

勉強してないだけの

自称「落ちこぼれ」が多いのです。

 

 

 

進学校は驚異的なレベルとスピードで授業が進みます。

中2の1学期には中学内容は終わっています。

 

周囲も優秀ですから、

サボってしまうと、落ちこぼれるのです。

 

進学校の落ちこぼれは、

公立中学校のレベルの学習は全く苦なくできます。

 

こういう子たちは、

 

レベルが高いところで、

周りも優秀だから

落ちこぼれたように思うのですが、

 

公立中学校にいたら、

「必ず」上位に入れる力があります。

 

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中学受験などで、

進学校に合格できる子は、

 

一般的な公立中学校レベルの勉強において、

 

本当に授業がわからない、

国語(現代文)ができない、

 

なんてことは絶対にありません。

 

進学校に入っている時点で、

基本の論理的思考力や言語能力が高いのです。

 

進学校に入れる時点で、

高いレベルで物事を理解する力を持っています。

 

ご本人は、

周囲のめちゃくちゃ優秀な友人と比べて、

「そんなことはない、自分は平凡だ」

とおっしゃるのですが、

 

それは基準が高いからそう思うのであって、

実際はかなりの秀才なのです。

 

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かの有名な漫画「ドラゴン桜」では、

小学校の内容からやり直すのがいい、

 

と言われています。

 

このアプローチは、

理屈でいうと「正しい」です。

 

ただ、

 

高校生にもなって、

小学校の内容からやり直さないといけない状態では、

東大なんて箸にも棒にもかかりません。

 

中学受験からめちゃくちゃ勉強して、

知的好奇心も高く、

長時間勉強するのが当たり前の子たち。

 

や、

 

オール5で地方の公立トップ高校へサクッと合格し、

高いレベルの部活と両立しながら勉強できる子たち。

 

 

 

そんな子たちがゴリゴリに

大学受験の問題を解いているときに、

 

小学校の内容からやり直していて、

追いつけるわけがないのです。

 

学習に向いておらず、

 

理解力も良くなく、

中学校レベルの学習に苦戦する子は、

 

学習には向いているが、

勉強をしていないだけの

 

「落ちこぼれ」の成功体験は

全く参考にならないのです。