4月になり、新学期も近づいてきました。

本屋さんの問題集コーナーには、数多くの問題集が並んでいます。

 

それぞれのタイトルを見てみると、

 

「7日で完成」

「1日15分だけ」

「これ1冊で中学3年分の英語を」

「1冊で中学数学の基礎がため」

 

などのラインナップです。

 

 

これらの共通点は

 

「楽して、すぐに」

をうたっている問題集であるということです。

 

「そんなので成績なんて上がるわけないよ」

とは思いつつも、

 

このような問題集がたくさん並んでいることから、

やっぱりそういうのが売れるんだろうなぁと…。

 

これって、

 

子どもの世界だけではなく、

大人でも同じようなことが起こっています。

 

 

例えば、YouTubeの広告では、

 

「1日15分の作業で」

「わずか3000円の投資で」

「スキマ時間の副業で、本業の収入超え」

 

なんていう煽り文句が

たくさん使われています。

 

これも「楽して、すぐに」という点では、

先ほどの問題集と全く同じ仕組みになっています。

 

人は楽して成果を挙げられるものを、

どうしても魅力に感じてしまいます。

 

これは、

本能レベルの話ですから仕方ありません。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

何かを学習する際に、

 

「量が大切でしょうか?それとも質でしょうか?」

 

という質問を受けるのですが、

 

量か質かという質問には結論が出ています。

 

それは「量」です。

 

先に効率的に結果を出せるノウハウを

学んで、やろうとしても絶対にうまくいきません。

 

量か質かなんて考えているうちに、

 

効率の良い方法を学んでから

といっているうちに、

 

さっさと量をやってしまった方が

結果につながりやすいです。

 

いや、むしろ、

圧倒的な量稽古の先に答えが見えてきます。

 

つまり、

「質を高めるために、あえて量をこなす」

 

のを選ぶことが、

最初の壁を越えるポイントです。

 

量をやっているうちに、

効率化は自然と進んでいき、

質も高まっていきます。

 

ここで、

まず最初に倒さなければならない敵は、

 

うまくいく方法を知りたくなってしまう

「弱い自分」です。

 

何かにチャレンジしようとした時に、

一番抵抗してくるのは自分です。

 

その自分と戦わずに、

取り巻く世界を変えていくことは難しい。

 

自分と戦っていく姿勢を身につけた人が、

次のステージへ進むことができるのです。