放射線の前に乳腺外科で診察。

ドクターは、部分切除した胸に新たに出現したくぼみにお気づきになり、そのうち皮膚が伸びてきますからね、とおっしゃった。
薬を飲んで変わったことはありませんか、とお聞きになったので、胸痛の頻度が増えたことをお話した。
ドクターは、これまでの胸痛の経緯を聞いて下さり、「心配ですね」と言って、循環器で見てもらうことを示唆して下さった。私としては「わざわざ大がかりな検査をしたのに何ともなかった」という時に特有のきまり悪さに、これ以上耐えることが出来そうにない。血栓ができやすくなるので、水分を十分にとって下さい、とアドバイスしてくださった。

 

この日、これまでずっと心に引っかかっていたことを質問した。

「私は、マンモグラフィが怖いのです。左の胸は、もう二度とマンモグラフィをしなくて宜しいのですよね!?」

この質問に対し、ドクターはわざわざ乳がん標準治療ガイドラインを私に開いて見せ、術側も年に一度マンモグラフィをする必要があることを説明してくださった。

「もう挟むほどのモノが残っていないように思うのですが・・・」と言葉を絞り出す私に、ドクターは「血液検査もCTもやらなくて良いけど、マンモグラフィは必要だ、と書いてあるんですよ。」と畳みかける。

私が思わず「控えめに言って・・・拷問ですね」とうめくと、「痛い人には、代わりにMRIをすることもあります。」とのこと。

私が「数か月かけて心の準備をしてまいります」と悲壮感たっぷりに言うと、声を出してお笑いになった。
 

はぁ~。部分切除した胸にマンモグラフィ・・・。想像するだけで泣きそうですが、ガイドラインに書いてあるなら仕方ありませんね。