時おり、とても気分が落ちこむことがある。なぜだろう、と考える。
一つ目の仮説は、フェアストンの副作用。タモキシフェンによる気分の落ち込みは多くの人が悩まされているが、タモキシフェンと同じ機序であるフェアストンにも同じ副作用があっても不思議ではない(ただ、フェアストンを飲んでいる人がとっても少ないので、皆さんにどんな副作用があるのか、あまり体験談を拝読することが出来ない)。いよいよ出てきたのかな、という気もする。
二つ目の仮説は、痛み止めとして使っているデュロキセチンの離脱症状。
じつは、ここ数日は部分切除した胸の痛みがマシなので、痛み止めとして処方されていたデュロキセチンを飲まずにやり過ごしていた。デュロキセチンは、本来は抗うつ剤なので、他の多くの抗うつ剤と同様、止めると離脱症状が出ることがあるらしい。この仮説だとすれば、少し様子見をすることで改善するかもしれない。
気分の落ち込みは辛い。思考がいつも同じところをぐるぐる回ってしまい、気分転換が難しい。
私はきまって、
「なぜ、こんな大事な時期に癌になってしまったのだろう?2024年は私にとってとっても大事な1年になるはずだったのに・・・。」
という自責のような自己憐憫のような思考から抜け出すことが出来なくなる。
もう別にどこも痛くないのに、ただ癌になった悲しみとその無念さを、頭が勝手に反芻してしまうのが辛いなあ、と思う。