ステンレスの意匠仕上げに
ブラスト仕上げというものがあります。
”ビーズブラスト”と”サンドブラスト”という
似たような名前で書かれているのですが、
実際どのくらい違うのかをご説明しようと思います。
左の白っぽいものがビーズブラスト
右の黒っぽいものがサンドブラストです。
同じ、SUS304 #400板へ施しています。
まず、良く聞くサンドブラストは、塗装の下地処理や
錆落しなどに使われます。
なので、ざらざらしていて光沢感がありません。
ちゃんと洗浄しておかないとステンレスでも錆が出ます。
こんな感じになります。
対して、ビーズブラストは、光沢のある
白銀の仕上げになります。
表面も滑らかで心地よい手触りになります。
水流れもよく意匠が必要な場所に使用されます。
建築パネルや手摺、看板などにお使いいただいて
おります。
同じ、ブラスト仕上げですが種類によって外観が
随分変わります。
これ以外にもまだまだ、沢山のブラスト手法があります。
出来るだけ、仕上げたいもののイメージや用途を
ご提示いただくと、最適な加工工程と仕上げについて
お話しすることが出来ます。
一番大失敗するのは、加工工程が入るのに
板形状の大板材料でブラスト処理品をお買い求めに
なることです。
溶接などが入りますとその加工部分がおかしくなります。
その場合は、下地処理の状態で一時加工されて、
最終FINISHで当社工場にお持ち頂くと、大変きれいに
仕上がります。
是非、ご相談ください。
意匠金属板製造
東洋ステンレス研磨工業株式会社
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