東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。
本日は、風邪に効果的なツボについてお話しします。
風邪に効果的だとして有名なツボは、「大椎(だいつい)」と、「風門(ふうもん)」の2つです。これらのツボに継続してお灸をすることで、普段は風邪をひきやすい方でも、免疫力が高まり、風邪をひきにくくなることが知られています。
大椎と風門は首の後ろにあるため、自分でツボをとるのは少し難しいかもしれませんが、インターネットなどで確認しつつ、挑戦していただきたいと思います。
ここで、わかりやすいツボのとり方をご紹介しましょう。
後頭部の下から首の付け根にかけて7つの骨がありますが、そこを指でたどっていくと、ポコッと飛び出た骨があるのに気づかれるでしょう。これが、「隆椎(りゅうつい)」と呼ばれる7つ目の骨です。この隆椎とそのすぐ下の骨との間が、大椎のツボになります。ここに自分でお灸をするのは難しいため、周囲の方に手伝っていただくことをお勧めします。
もう一つのツボが、風門です。
風邪をひくと背中がゾクゾクした――このような経験をなさった方は多いと思いますが、なぜゾクゾクするのか、科学的には解明されていません。
しかし東洋医学では、「邪」が風門に入り、ゾクゾクさせるのだと考えます。「風の邪」と書くのも納得できます。
そのため、風邪の予防策としては、風門を閉じてしまえばよいということになるのです。
風門のツボは、大椎のツボから2つ下の骨のすぐ下を、外側に1寸5分のところです。親指の横幅ほどの長さが1寸ですので、1寸5分は、親指の幅にその半分ほどの長さを加えたぐらいだとお考えください。この風門のツボにお灸をすると、風邪をひきにくくなります。
当院でも、この2つのツボにお灸をすると、「風邪をひかなくなった」「風邪をひきにくくなった」と高評です。風邪の予防にとても効果があるツボですので、ぜひお試しください。
■「風邪に有効な2つのツボ」についての解説動画
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