なにげにホラー <ファーザー> | 五味箱〈ゴミバコ〉

五味箱〈ゴミバコ〉

五味裕子が
各種エンタメ 見たもの・聞いたもの・好きなものについて
感じるまま・つれづれなるまま・独自の視点で・好き放題に語ってゆきます

 

 

 

レクター博士の次くらいにコワイかもw?

 

 

 

 

 

 

まだ緊急事態宣言(埼玉県は重点措置)中ではありますが、一年以上ぶりに映画館へ行ってきました

 

 

映画館=密室っていうイメージで、ずっと避けちゃってたけど

換気はこの上なくしっかりされているというハナシだし

 

 

映画業界へエールを送る意味もこめて

 

 

久しぶりの大スクリーンなので

ホントはめっちゃ迫力エンターテイメント系が観たかったんだけど

なんかちょうどハートにフィットするヤツがなくて

とっても気になっていたコレにしました

 

 

サー・アンソニー・ホプキンスが演じる、認知症の父

そのパパ目線で物語が進んでいくということは前もって知ってたけども

途中から家族目線に移行することなく、最後までそのまま貫かれてた

 

 

自分を失っていく不安と恐怖を、一緒に体験した

 

 

幻聴や・記憶の混濁や欠落・被害妄想・幼児がえり…

 

 

でも、あまりにも辛すぎて

忘れ去ってしまったほうが幸せなこともあるかもしれなくて…

 

 

ラストシーンでさえも、現実なのか妄想なのかわからなくなった…

胸を締め付けられるとともに、ぞぞぞーっと恐怖w

老いというものの現実と、サーの演技力にね

 

 

 

 

 

死というのは誰にでも訪れる平等なものだけど

老いは、その人次第なとこもあったり・どうにもならない部分もあったり…

 

 

 

 

つい先日、<仕事の流儀> に故・高倉健さんが出られてた回を見返したばかりで

遺作となった <あなたへ…> の撮影に密着してたものだったけど

当時81歳 一般的にはおじいちゃんという年齢だけど

なんちゅー素敵なトシのとりかたされてるんだろうと、うっとりしてました

 

 

サー・アンソニーも同じく

 

 

亡くなられたばかりの田村正和さんも同じく

 

 

刻まれた皺さえもアートに感じる

 

 

あそこまでカッコ良く老いるのは難しいけど、見習いたい

 

 

って私は女だょ さらにプラスαの抗うべき老いがあるよなぁwww

 

 

 

 

 

 

フォローしてね…