SGB (星状神経節ブロック)とステラプラス(量子鍼)
35年以上前の話。
当時、藤田保健衛生大学麻酔科外来(東洋医学診療センター)では、SGBを行っていました。
対象は、頚椎のヘルニア、頚椎症、帯状疱疹、疼痛や痺れなど、首から上の症状や上肢の症状まで多岐に及びます。
私達は東洋医学の仕事がありますが、手の空いた鍼灸師が処置の介助をしていました。
毎日毎日、かなりの数の患者様がSGBの注射を受けていました。
SGBは交感神経に麻酔薬を使い、神経の緊張を抑え上半身の血流改善を図る西洋医学の治療です。
東洋医学を生業とする私たちからすると、鍼灸で同じ効果を期待できる方法があると言うことです。
鍼灸は鍼灸で、大学病院の難しい症例を技術を駆使して治さなければなりません。
ということで、大学病院では、SGBの鍼灸版はトライしませんでした。
最近当院のスタッフが、首に鍼する動画を見つけて、これできますか?と言ってきたので、
よく見ると、SGBの鍼灸版ぽかったです。
その先生曰く、これができるのはそんなにいない!との事。
その通りで、最近はまともに鍼が刺せない先生が増えてきているのと、首は脳貧血を起こしやすいので、処置を誤って危ないことになるリスクを避ける意味でまずやらないと思います。
そんなこんなで、SGBのSはstellate イタリア語のSTELLA 星という意味なので、SGBの鍼灸版はステラプラスと名付けました。
自律神経の調節に著効がありますので、最近やたらと多い睡眠障害にはもってこいの治療です。
ほとんどの方が診療ベッドで寝ています。
また首から上の血流も良くなるので、肌も若返ります。
当院お勧めの治療法です。