魂のゴール! | 越の国随想録

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昨日、オーストラリアで開催されていたアジアカップ2015は、延長戦の末2対1でオーストラリアが韓国を下し初優勝を飾りました。






正直この2チームならば韓国には優勝してほしくはないなと思っていました。






試合は前半終了間際にオーストラリアが先制しました。ところが・・・後半途中に今回のオーストラリアの中心選手のケーヒルを交代します。正直まだまだ時間が残っていましたから驚きました。2002年日韓大会の決勝トーナメント1回戦韓国対イタリアでも、イタリアが1対0で勝っている後半途中でエースのトッティを下げたところから悪夢が生まれました。どんな相手でもそうですが、特に韓国相手の時は終了するまでは油断したらやられるぞとこの時思いました。






そんな心配している時に、昨年のW杯でも活躍したオーストラリアのクルーズが負傷交代・・・ますます何か韓国に勝利の風向きが行きそうなと思い始めていました。






それでも、1対0でオーストラリアのリードで残り僅かになり、自分もオーストラリアの勝利を確信していたその時、韓国の孫興民(ソン・フンミン)が劇的な同点ゴールを決めました!







結果的にはオーストラリアが優勝しましたが、彼の強烈なゴールのインパクトが頭から今も離れません。韓国の選手たちは後半途中から足が疲労でつりはじめていました。なので、試合終了直後には選手が精魂尽き果てて立ち上がれません。その中で一番最後まで倒れていたのがソン・フンミンでした。この姿を見たら・・・本当に感動してしまいました。オーストラリアのホームアドヴァンテージがある中で最後の最後で一瞬のチャンスを決めた彼のゴールは本当に素晴らしかったです(‐^▽^‐)。






先程も触れましたが、後半途中に退いたケーヒルやクルーズを除いたら・・・一人でゲームを決めることが出来るのは、ピッチ上では2年連続ドイツ・ブンデスリーガで2桁得点を記録しているソン・フンミン(レヴァクーゼン所属)しかいないと思っていました。しかも、後半途中から本来の右サイドからトップ下に移動していました。よりゴールに近い位置にいるソン・フンミンは本当に危険な選手でした。






残り数分まで追いつめられていてあの状況で決めれる選手は、アジアの中でもそうはいないと思います。個人的には現在のアジア№1プレーヤーは本田かこのソン・フンミンかなと思います。残念なのは・・・この決勝で日本もこのような痺れるような試合をしてほしかったことです。






彼はまだ22才ですから、これからもっとすごい選手になるかもしれませんね。日本は韓国とは1998年フランス大会以来最終予選で同組になっていません。なので、次の2018ロシア大会の予選で韓国と同組となればこのソン・フンミンはとてもおそろしい選手ですね。