東大阪の金型メーカーさんのご協力により金型を透明にして、実際に成形にするところを見たいという私のわがままなオーダーからプラスチック金型模擬講座のテスト教材ができました。

10月のTECH BARでお披露目です。

身の回りにはたくさんのプラスチック製品があります。

コンビニのスプーンもそう。ペットボトルの蓋もそう。その製品がどうやって作られているか、ほとんどの方がご存知ありません。

射出成形型という言葉自体もきいたことがないかも。

プレス金型やっていた私も射出成形型に関しては全くわかりませんでした。

今回お披露目したのは金型の構造が理解できる、さらには射出成形するところも見えて体感して理解できる教材です。

実際に成形したのがこちら。



ハート型のチョコレートみたいな製品。
一回では原理がわからず何度かやってるとよくわかりました。

私自身も射出成形の金型がどうなっているのか知らなかったのでこれは感動です。

TECH BARでは講座中に職人さんが質問責めです。「あのピンはどうなってる?」「このバネはいつ有効?」「こんな小さいものにこれだけのサイズが必要なのに驚き」など止めないと止まらない状況になりました。

 

このプラ型講座はここからブラッシュアップしていきます。

・金型を知りたい方(業界の方)向け

・金型技術を伝えるため(一般の方や未来の職人さん候補へ)

この2つのバージョンへ作り込みをしていきます。

講師は現役の金型技術者。なんでも答えてくれます。

 

町工場の技術は伝わっていない上に伝えることが難しい。

そこで私たちが見せ方を考え、企画しています。

技術講座に関してはプラ型だけではなく切削や板金など様々な技術を体感して知ることのできる講座を展開していきたいと考えています。技術は現役の技術者さんから学ぶのが近道だと思います。
私たちがミッションとしているのは技術者さんの技術を繋ぐ、技術者さんと出会うきっかけを作ることでモノづくりを知り未来の職人さんに繋げることです。

 

目の前で形になるというのは感動するのと感心するのとなんでそうなるの?という好奇心も生まれてきます。ぜひみなさんに体感してもらいたいですね。