「ひとり洋食や」四日目のことです。
平日ではありますが春節期間だからか、お子様3名のご家族連れ
5名さまがご来店です。
会計時にお聞きしたところ、南山からのご来店で、最近ご家族
連れでご来店されたお客様がお友達で、その方にご紹介いただいた
とのこと。
ご家族連れのご紹介でのご来店はとてもうれしい&光栄なことです。
さて、ダンドリについてですが、中国語には「安排」という言葉が
あり、これがまさしく「ダンドリ」にあたる感じで、よく耳にします。
中国でも「ダンドリ」は重要ということなのでしょう。
「ひとり洋食や」での「洋食やひとり」(笑)こと私にとっては
「ダンドリ」こそ最も重要なものの一つです。
これを間違えると、お客様の満足度は地に落ちてしまいます。
特にお食事のお客さま、お子様連れのお客さまはより重要です。
食事のお客さまは大体の場合すでにお腹がすいた状態でご来店
されます。
お酒を飲まない場合、つまみを食べながらゆっくり待つという
ことはできません。
結果、より「待たされた感」が強くなりがちです。
今回はちょうど他のお客さまが帰られたばかりで、他にはお客さま
はいらっしゃいません。
今回はかなり省略してはいますが、ご注文ご提供までの具体的な
ダンドリをご紹介します。
(久々の長文なのでご注意を!)(汗)
オーダーは飲み物がご夫婦は生ビールとグラスワイン。
お子様はコーラ2杯とホットココア。
お食事はカツ丼、シチューハンバーグ、ライス、ビーフシチュー、
ボロネーゼパスタ(L)、トマトとモッツァレラチーズのパスタ(L)
ペペロンチーノ(L)です。
まずはココアの牛乳の温め開始。次にご夫婦にお酒をお出しして、
次にお子様のコーラをお出しし、ココアをご提供。
パスタのお湯を沸かし、ビーフシチューを温め開始。
カツ丼の豚ロースの下処理をし、トンカツの衣をつけ、しばらく
なじませます。
ペペロンチーノの具材を加熱し、トマトとモッツァレラパスタの
具材を準備、加熱し、ボロネーゼのミートソースを加熱します。
ハンバーグを成形し、つけあわせを準備します。
この時点で初期のダンドリは終了です。
パスタのLサイズが3品あるため、一度に調理すると、
全てをアルデンテでお出しすることがほぼ不可能です。
そこで、お客様にお子様のオーダーを確認し、お子様の料理を
先にお出しする許可をいただきます。
お子様のお料理はカツ丼、シチューハンバーグ、ボロネーゼです。
同時並行で3品を作り、小さな鍋にお湯を沸かし、途中で一人前の
パスタをそちらに移し変え、ご夫婦のパスタを茹で始めます。
(これは小さな鍋では長いパスタを茹でるのが難しいのですが、
ある程度茹でた後であれば小さな鍋でも麺を対流させつつ
茹でることが可能だからです。)
お子様の料理を出し終えた後、ビーフシチューをご提供。
アルデンテが必須のペペロンチーノを先にお出しし、すぐ後
にトマト&モッツァレラをご提供し無事全てのご注文のご提供
完了です。
今回はお食事の5名様のダンドリなので比較的単純ですが、
お酒のお客様を含む複数組のお客様がいらっしゃる場合は、
より複雑で効率的なダンドリが必要になってきます。
「洋食や」はわずか30平米で18席の小さなお店です。
そのため、厨房も、ドリンクサービススペースも非常に
小さいです。
厨房が小さいということは同時に使える、鍋やフライパンの
数も限られるということなので、いかに効果的なダンドリを
するかが料理の提供速度のカギとなるわけです。
「洋食や」は基本、手作りの料理を中心にお出しするお店
ですので、他のお店に比べて、料理のご提供にひと手間、
ふた手間多くかかるものが多いです。
中国にお住まいの日本の方は、徐々に中国的な感覚で
料理の提供速度を期待するようになっていく傾向が
あるため、日本と同じ提供速度では「料理が出るのが
遅過ぎる!」と感じる可能性が高くなってきます。
そのため、日々いかに効率的に調理できるか試行錯誤の
毎日です。
それでもお時間がかかってしまうことも多々あるかと
思います。
もしご予算に余裕があれば、いわゆる「スピードメニュー」
をご注文いただき、そちらを食べながらお料理をお待ち
いただけましたら幸いです。
P.S.
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みなさんのおかげで現在も実力以上(笑)の順位にさせて
いただいています。
引き続き応援いただけましたら幸いです。



